だっこしておんぶして
「子供を障害物にぶつけた」13.9%、
「子供が転落しそうになった」13.8%。、
子育てママに欠かせない抱っこひもを使用中に
「ヒヤリ・ハット」した経験を調べたデータです。
赤ちゃんを安全に抱っこするために必要な道具ですが、
一瞬、心臓バクバクな経験をしたママは
実はこの数字以上にいるかもしれませんね。
朝刊の土曜版の記事で
この抱っこひもの新安全基準について取り上げていました。
抱っこひもから赤ちゃんが落下する事故が多発したことを受けて、
東京都の安全対策協議会が昨年、
東京消防庁などのデータベースを集約して調査したところ、
2009年から2014年までの間に
117件の落下事故が報告されていることがわかりました。
むずかる赤ちゃんを抱っこひもに入れようとしたら
突然反り返って、落ちそうになった。
かがんだ拍子に抱っこひもから赤ちゃんがずり落ちそうになった。
子育て中、こんな「ヒヤリハット経験」をしたママは
実際には上記の数字以上に多いかもしれません。
息子が小さな頃、私も抱っこひもにはお世話になったひとり。
幸い、体幹が頑丈な赤ちゃんだったのか(笑)、
抱っこひもから落下しそうになったことはありませんでしたが、
むずかる赤ちゃんとママの体力のバランスが崩れた場合など、
見ていて「ハット」したことは少なくありませんでした。
そんな事態を重く見た協議会の提言を受けて、
安全性を保証する「SGマーク」を手がける製品安全協会は
新しい安全基準を策定、
この秋から新タイプの抱っこひもが売り出されています。
赤ちゃんの腰と抱っこひもをつなぐベルトを加えたり、
赤ちゃんの肩を支えて落下を防ぐ構造にしたり。
メーカー側も安全性には最大限の努力を払っているようです。
それにしても、世界中には様々な抱っこひもにおんぶひがあって、
人類は太古の昔から赤ちゃんを抱っこする行為をしてきたのに、
なぜ、今になって落下事故が絶えないのでしょうか。
記事の中でその疑問に答えていたのが
NPO法人「だっことおんぶの研究所」の理事長さん。
今のお母さんたちは初めて抱っこするのが自分の子で、
赤ちゃんの扱い方を体得できていないと指摘します。
だからこそ、「まずは素手で抱いてみて」。
「人は抱き合っている相手のことは忘れないが、
『持っている道具』のことは忘れたり、落としたりする」のだそうです。
赤ちゃんを「運ぶ」のではなく、「抱いて」あげて、と。
う~ん、これこそ、人類が太古の昔から行ってきた行為の源だ。
暗い洞窟の中で身を潜めるように子育てしていた大昔、
便利な抱っこひもなんてなかった、マンモスがいるような時代、
人間のお母さんたちは素手で我が子を胸にかき抱き、
狩猟に出た夫が獲得してくる食べ物をひたすら待っていた。
現代のパパは狩猟にも出ないし、
ママも暗い洞窟でひたすら食糧を待っていたりしないけど、
小さき命を守るためにまずは素手で「抱っこ」する、
その子育ての原点はどんなに文明が進化しても変わらないような気がする。
21年前、助産師さんが「はい、お母さんですよ~」と言って、
生まれたばかりの息子を胸に抱かせてくれた瞬間、
最新設備の整った大学病院の分娩室も太古の昔の洞窟も同じだった。
道具も何も介在することなく、
素手で赤子を抱っこした瞬間、それは命の温もりを託された瞬間。
マンモス時代のお母さんと同じスイッチが入ったような気がする。
それまでまったく意識することもなかった、
自分の奥底に眠っていた原始的な本能が点火されたような、
そんな不思議な感覚があった。
少子化の時代、確かに「抱っこ」体験もないまま、
母になることが多いかもしれませんが、
赤ちゃんを連れてお外にお散歩やお買い物に出るまでの間、
我が子を素手で抱っこする練習期間はひと月ほどはあります。
まずは腕の中に抱っこして、お互いにしっくり収まる感覚をつかんで、
安全で便利でお道具をセレクトするのが大切なようです。
赤ちゃんを抱っこして、おんぶして、
赤ちゃんは抱っこされて、おんぶされて、
ママと赤ちゃんのベストフィットなポジションが
いつのまにか自然に定まっていくものです。
太古の昔から変わらない「抱っこ」の原点。
あ~、赤ちゃんの匂いが、なつかしい(笑)。
(写真は)
本文となんの関係もございませんが、
あまりの迫力にアップしちゃいました(笑)。
たまたまスーパーでみつけた
「どっしりつぶあんぱん」。
自称北海道つぶあん党党首の夫も
そのボリュームにのけぞった。
半分をさらに半分こ、小さくカットしていただきました=。



