まちのクマさん

ご近所に朝から通いたくなるカフェがある。

それだけで人生はかなり幸せだと思う。

「夏の沖縄旅」最終日の朝、

最高にハッピーな朝ごはんをいただきました。

うわぁ~ん、ますます帰りたくなくなるよぉ~(笑)。

那覇の美味しい鉄板ダイニングで最後の晩餐を堪能した翌朝、

いよいよ午後の飛行機で沖縄とはお別れという旅の最終日。

沖縄最後のモーニングはガイドブックには殆ど載っていない、

地元の人に愛される隠れ家ご近所カフェへ。

昨夜の「THE 鉄板」に誘って下さった

那覇在住の知人ファミリーご愛用のお店であります。

朝ごはんもランチも自家製ケーキも絶品とか。

旅にも携えてきた沖縄本、沖縄カフェ本にも載っていません。

わぁ~い、どんなお店なのでしょう。

場所は那覇市久茂地2丁目の昔ながらの住宅街。

ゆいレール「見栄橋」駅のほど近く、古い建物が立ち並ぶこの辺りは

昔は「十貫瀬(ジッカゥンジ)」と呼ばれ、

戦後は神里原、桜坂に続いて発達した歓楽街でもありましたが、

現在は再開発が進み、新しいマンションやアパートもちらほら。

その昔、十貫の銭を岩の上に置き忘れた人が

数年後に戻って見ると、元の通り岩の上にあったという伝説から

「十貫瀬」という地名がつけられたそうです。

のどかで温かな人情を感じる逸話が残るエリアは古い建物もまだ多く、

大都市那覇の真ん中とは思えないほど静かな朝の空気に包まれていました。

人情味を残したこういう街並み、大好きなのよね~。

「ほら、ここですよぉ~」。案内して下さった知人の指差す先に

古い街にしっくり溶け込んだキュートなカフェがありました。

「Kuma cafe(クマ・カフェ)」

那覇の昔ながらの街角、

黄色い亜熱帯の花々に囲まれた青い看板が目印の小さなお店は

朝8時からオープンしている早起きカフェであります。

「おはようございまぁ~す」。

夏の朝日を取り込んだお店の中は健やかな明るさに満ちていて、

一歩入った瞬間、「幸せ」度数が一気に上昇してきます。

「野宮センサー」が朝から元気に反応しました。

ここ、大好き、初めて来たのに、何だか懐かしく、落ち着けちゃう。

こぶりサイズの木のテーブル席が4つあるだけの店内、

白い壁にずらりと並んだBE@RBRICKのコレクションがお見事。

300体の彼ら、オーナーさんの長年のコレクションだそうです。

無数のクマさんに見守られながら、奥の席に座ります。

「良かったぁ~、空いていて。朝からすぐ満席になっちゃうのよね」。

確かに、こんな気持ち良い朝カフェがご近所にあったら、

わたしゃ、通い詰めまっせ~、何故か関西弁で強く思う(笑)。

白い壁、クマさんコレクション、木の温もりを感じさせるインテリア、

おいしいフードに自家製ケーキ・・・のカフェのオーナーとくれば

てっきりナチュラル系のキレイなお姉さんかと勝手に想像していたのですが、

「いらっしゃいませ」、カウンターから穏やかな笑顔で迎えてくれたのは、

実に優しそうな40代?くらいの男性オーナーでありました。

もう一人のケーキ担当のパティシエ男性と共同経営だそうで、

センスあるメンズコンビが営むあたりもパリの下町カフェっぽくて素敵。

だよね~、ここ、那覇の旧市街ですもんね~。

そういえば「Kuma cafe」という店名も

壁一面のBE@RBRICKはもちろん、

沖縄の方言で「此処(ここ)」を意味する「くま」に由来するとか。

クマ・カフェ=ここ・カフェというわけですね~。

う~ん、不思議だ・・・。なんでこんなに和むのでしょう。

街の真ん中にあるカフェなのに、絵本の森の中にいるような気分になる。

人をほっとさせる温かな笑顔を絶やさないオーナーさんが

だんだん・・・森のクマさんに見えてきた、ような気がする。

いや、まちのクマさんか(笑)。

那覇の古い街並みに

まちのクマさんが営む可愛いカフェがあります。

一日を元気に健やかにスタートさせてくれる

絶品モーニングメニューは

明日へと続くのだ~。

(写真は)

「Kuma cafe」の壁に並んだ300体以上のクマさんたち。

ブリックベアー好きにもたまらない

那覇の隠れ家カフェ。

迷いながら探すのも楽しいロケーションにあります。