池間ごはん

この夏はどうしちゃったんだ?

昨日の札幌の最高気温は35度に迫るほぼ猛暑日。

32度台の那覇の気温をゆうに超えちゃう珍しい南北逆転現象た。

夜になっても気温が下がらない蒸し暑い熱帯夜も

「沖縄みた~い」と思えば、また楽し(笑)。

本日の予想気温は昨日より5℃低い、それでも30度、あはは。

オリオンビールが恋しい暑さかな。

さて夏の沖縄旅、島から島への「旅中旅」リポートを続けましょう。

早朝の那覇からJTAで宮古島へひとっ飛び。

「伊良部大橋」の開通で5つの島がひとつながりになったことで

気軽にアイランズ・ドライブが楽しめるようになりました。

宮古島を起点に伊良部島、下地島、そして池間大橋を渡って、

「誇り高き池間民族」の島、池間島へとやってきました。

古来から海に親しみ、海と生きてきた海人(インシャ)の島。

かつては南洋のカツオ漁で隆盛を極め、

現在でも勇壮なカツオの一本釣り漁で知られています。

時刻はちょうどお昼どき、さすがにお腹がすいてきました。

朝早く、那覇空港のA&Wでサンドイッチを食べたきりですもんね~。

島めぐりをする前にまずは池間自慢の島ごはんランチを。

確か・・・テレビで観た・・・あのお店があるはず・・・。

橋を渡ってすぐ、レンタカーは漁港へ降りていく道を迷わず進む。

え~っと映像では漁港のまん前だったよねぇ~。

あ、ありました、ありました。

池間漁協直営の「池間食堂」。

漁協などが入る八重干瀬センターの建物の一階に目指すお店発見。

そうそう、ここここ、

スケートの金メダリスト清水宏保さんがごはん食べてたとこ。

沖縄旅の直前、たまたまBSの旅番組で

清水さんが池間島を訪れ、美味しそうにランチしている場面を見かけ、

「池間に行くなら、あそこのお店ね~」とアタリをつけていたのです。

旅の情報は全方位、どこからでも貪欲にキャッチすべし(笑)。

ちょっとばかり「路線バスの旅」気分でいざ、「池間食堂」へ。

「こんにちわ~」

「はぁい~、いらっしゃぁい、どこでもお好きな席にどうぞぉ~」。

調理場越しに島のおかあさんらしき店員さんが声をかけてくれる。

先客は港で働くたくましき男性たちや漁協の事務職の女性たちの2組ほど。

観光客はもちろん、地元の人々に日頃から愛される食堂のようです。

さあてと、何にしようかなぁ~。一応メニューを手に取るものの、

実は・・・もう、決まっているのです。

池間名物「さめそば」。

テレビでも金メダリストが絶賛していたもん、これは絶対食べねば。

「何にします?」注文を取りに来たおかあさんスタッフに一応聞いてみる。

「この、さめそばって、あの、サメですよね?」

「はい、あのサメです、美味しいですよ、おすすめですよ」

「じゃ、さめそば、ひとつと・・・『日替わり定食』ってきょうは何ですか?」

「え~とね、きょうはね、カツオ丼です」

「!カツオ丼!、じゃあその日替わりもひとつ!」。

カツオとサメ、池間の名物2トップがいっぺんに味わえる。ラッキー。

「はい、おまちどうさまぁ、サメそばです」。

目の前に人生初の「さめそば」があらわれた。

ソーキのかわりにさっとソテーされたサメの身がどど~んと載った沖縄そば。

というか、正しくは本島よりも麺の細い宮古そばであります。

海人(インシャ)の島、池間島では昔からサメが食べられていて、

観光客の皆さんにも楽しんでもらおうと考案されたメニューらしい。

まさか、ジョーズをお箸で食べる日が来ようとは(笑)。

いざ、熱々の湯気がたつさめそばを、いっただっきまぁ~す!

まずは、一見、白身の魚に見えるサメを一口。

ふわっ・・・予想を裏切る柔らかで優しい食感。

んんん~、美味ぁ~い!臭みなどまったくなく、上品なカジキマグロのよう。

薄く粉をまぶして焼いてあるので、コクもあり、ソフトな身も崩れません。

カツオだしと豚の美味さが融合した宮古そばのだしと良く合います。

海のギャングとも恐れられるサメさん・・・

あなたはイメージと違って想定外に美味い食材なのですね~。

そういえば、江戸前のはんぺんも昔はサメの身で作られてましたっけ。

見た目の強面ぶりとは全く違うお上品な白身魚のような風味。

海を良く知り、魚を知りつくす誇り高き池間民族が

この美味しさをほっておくはずはなかった。

沖縄そばのレベルは高く、全島どこで食べてもはずれはありませんが、

「さめそば」が食べられるのは、ここ池間島だけ。

う~ん、記憶に残るお昼ごはん。

うっわぁ~、うんまそう~!ピッカピカ~!

「さめそば」に続いて出てきた「カツオ丼」にも衝撃を受けました。

昨日の夕方、目の前の港に揚がったばかりの活きのいいカツオが

これでもかと豪快に載せられ、さらに山盛りの海ぶどうがトッピング。

新鮮な生もずくのお味噌汁と酢の物、プチサーターアンダギーもついていて

これで本日の「日替わり定食」700円なり。

アイスコーヒーやさんぴん茶はセルフサービスで飲み放題。

ありがとう~!池間島ぁ~。

新鮮なカツオの旨さといったら・・・。

南の海をキレッキレのスイマーのように泳ぎ回っているところを

池間の海人に一本釣りされたわけですから、

それはもう、活きの良さもキレッキレのプリップリ。

旨みのアミノ酸たっぷりの新鮮なカツオを

白いご飯と海苔と海ぶどうのほのかな潮の香りとともに一気にかきこむ。

ほんと、ありがとう~、池間島ぁ~。

午前中、伊良部島でパヤオ直送のカツオ刺身をなくなくあきらめましたが、

お昼ごはんまで我慢したかいがあったというもの。

海をしりつくした池間民族自慢の池間ごはんに大満足、

さあて、限られた時間、島めぐりしようかと腰を上げようとしたら、

漁協のおじさんらしき男性が「島のパンフレットあるかい?」

と声をかけてくれました。「いえ、欲しいですぅ!」

「はい、これ、結構詳しいからさ、色々まわってみてよ」。

渡されたのは池間島のガイドマップとルートマップ。

島のNPO法人が島おこしをめざして制作した冊子は

既存のガイドブックでは得られない詳細な島情報が満載。

これはラッキーに次ぐラッキー。

「ありがとうございます!早速まわってみます」とお勘定をしていたら、

「そうだ、おもての船、もう見たかい?」

おじさんがまたも尋ねてきます。

「おもての船?どこにある船ですか?」

「こっちさ、こっち」。

漁協のおじさんの謎の言葉に呼ばれて行った先で見たものとは。

自然と海の途方もない力を見せつけられたお話は、また明日。

(写真は)

これが池間名物「さめそば」。

女性だったら2人でシェアできるくらいのボリューム。

「さめそば 500円 一度ご賞味あれ!!サメパワー↑↑」

調理場ののれんに掲げられた手書きの看板もいい味。

「これ、アタシが書いたのさぁ、テレビ出てたって、島のみんなが騒いでさぁ」。

書いたご本人、食堂のおばちゃんがが照れまくりながら話してくれた。

「サメパワーアップって、サメってそうなんですか?」

「さあ、どーなんだろうねぇ~、あっはっはぁ~(笑)」。

このユルさもまた味のうち。

「さめそば」食べたら元気出たよ、「サメパワー↑↑」、ホントかもね~。