インシャの島

夏の沖縄旅6日目は

早朝に那覇からJTAで宮古島へひとっ飛び、

1泊2日の「旅中旅」、レンタカーで島から島へとドライブ中です。

1月に開通したばかりの伊良部大橋を渡って、伊良部島、下地島へ。

ふたたび、宮古島へ戻り、人気の絶景ビーチ「砂山ビーチ」でしばし感動、

そして車はひたすら北上、本日4つ目の島「池間島」をめざします。

曇りがちだった空にぐんぐん夏の日差しが戻ってきました。

まだ見ぬ島への期待もぐんぐん高まってきます。

おおお~、見えてきました。

車のCM撮影などのロケ地としても知られる美しい橋「池間大橋」。

エメラルドグリーンの海の上を走る全長1425メートルの橋は1992年に開通。

この美しいドライブウェイが池間島へと続く絶景アプローチ。

ウルトラマリンブルーの海へダイブするような爽快感は最高。

CMの主人公のような気分でドライブ、さあ、到着しました。

誇り高き池間民族の島、池間島です。

池間島は宮古諸島のひとつで面積2.83平方キロメートルの小さな島。

古い歴史書にも「伊奇麻」「伊奇間」という名で登場し、

外国の航海記ではその島の形から

「ハンモック島」と呼ばれていたこともありました。

宮古島の市街地から車で30分、

周囲9キロ、車で10分もあれば1周できてしまう小さな島ですが、

自然、歴史、文化、風習、言語、

ここにしかない独特の魅力がたくさん詰まっているのです。

島の中央部にある「イーヌブー」と呼ばれる池間湿原は

水鳥や湿地帯植物の宝庫。

また島の北側には日本最大級のサンゴ礁群「八重干瀬(やびじ)」は

豊かな漁場であるとともに、

ダイビング、シュノーケリングのポイントとしても人気があります。

そして何より特筆すべきは、

自らを「池間民族」と自認する誇り高き海洋民族の島であるということ。

かつてカツオ漁で隆盛を極めた池間島は

宮古諸島きっての海人、島の言葉で「インシャ」の島なのです。

池間島の人々は古来から海に親しみ、海の技にもたけていて、

琉球王朝時代の公船にも乗りこんで船頭などを務めたそうです。

その海人の遺伝子は脈々と受け継がれ、

かつては南洋までカツオ漁に進出し、隆盛を極め、

今も勇壮なカツオの一本釣り漁では知られています。

そんな池間島、そして島から分村した伊良部島佐良浜、宮古島西原の人々は

自分たちのことをしばしば池間民族」と呼び、

そこには必ず「誇り高き」という形容詞が枕言葉のようにセットでついてきます。

「誇り高き池間民族」の島。

しかも事前に調べた本の中には

この池間島、目鼻立ちのくっきりした美男美女の多い島としても有名、

な~んて書かれていたような記憶も・・・。

ほんと?誇り高きイケメンにも出会えるかも?(笑)。

な~んて妄想する旅人のお腹がきゅ~っと鳴った。

早朝に那覇を出てから、宮古島、伊良部島、下地島と巡るうち、

気がつけばお昼どき。

本日のランチは海人(インシャ)の島の海ごはんに決定。

何はさておき、漁港へ向かう。

腹ペコ旅人には実にありがたい。

美しい池間大橋を渡りきってすぐ、漁港が見えた。

お?そのまん前に漁協直営らしき食堂があるぞぉ~。

誇り高い歴史や文化を味わう前に、まずは腹ごしらえ。

池間民族の海ごはんを堪能しましょう。

イケメンおにいさんもついでに会えないかな~(笑)。

絶品池間ランチのお話は、また明日。

(写真は)

空の青と海の青。美しい青の競演。

池間大橋の向こうに見えるのが誇り高き池間民族の島。

「んみゃいーふぃーさまいー すでぃがふぅ」。

(池間においで下さって ありがとうございます)。

宮古島から16キロしか離れていない島なのに

言葉の響きも全然違う。

小さな島には大きなプライドが宿っている。