まもる君がまもる

お盆明け、朝から雨が降り続いています。

半袖では肌寒いくらいに一気に気温が下がってきました。

今日日中の最高気温は20℃とか。

ノースリーブだった昨日よりも8度も低い予想。

蒸し暑かった夏もさすがに終わりに向かっているのでしょうか。

夏大好き人間には切ない雨降り・・・。

なればこそ、ますます夏の沖縄旅の思い出に浸りたい(笑)。

旅の6日目、1泊2日の宮古島「旅中旅」リポートを続けましょう。

東急リゾートの島野菜たっぷりの朝ブッフェに大満足、

たった一晩でしたが、オーシャンスイート滞在もいい思い出。

チェックアウトの後、花飾りでお洒落したエントランスのシーサーと記念撮影、

笑顔のホテルスタッフに見送られて、

レンタカーは最後の島を目指します。

伊良部大橋開通で5つの島がひとつながりとなった宮古島。

昨日は伊良部島、下地島、池間島をアイランズ・ドライブ、

旅中旅の2日目、残りひとつの「来間島(くりまじま)」を目指します。

来間島は宮古島の南西1.5kmに小さな可愛い島。

東急リゾートのある宮古島下地から来間大橋が架かっていて、

気軽にドライブでき、隠れビーチやお洒落なカフェも多く、

近頃特に観光客に人気のある小さな離島です。

少し雲はあるものの、青空の面積が徐々に増えてきました。

昨夜は真っ暗だったサトウキビ畑も夏の日差しを浴びて緑が輝いています。

濃い緑のサトウキビと真っ赤な土のコントラストが南国らしい。

宮古島の南部のこの風景はちょっとハワイっぽくて、

オアフ島のノースショアへ向かうパイナップル畑と赤土の道を思い出します。

本島から南へ行くごとに、ハワイ度が増すような。

カーラジオからハワイアンが聞こえてきそうな気がしてきた(笑)。

お?見えた見えた。

「来間大橋」の道路標識だ。

「もう、道なりに行けば標識もありますから、すぐににわかりますよ」、

見送ってくれたホテルスタッフのいう通り、ほんと、リゾートから近いのね~。

え~っと、この交差点を右折すれば来間大橋なのね~。

と、ゴキゲンで四つ角を右に曲がろうとした瞬間、

交差点に立つ「ある人物」に気づいた。

紺色の制服に白いヘルメットをかぶった直立不動の彼こそ・・・

あーっ!「まもる君」だーっ!

宮古島の交通安全のために、島内のいたるところで人々を見守る、

島のアイドル「宮古島まもる君」であります。

「間違いない!確認しなくちゃ、おそばで見なくちゃ!」。

右折して安全な場所にレンタカーをとめ、さっきの交差点へと小走りで戻る。

夏草が生い茂る宮古島の交差点に

さっきと変わらず彼は直立不動で黙って前を見つめていた。

おおお~、はじめまして、「まもる君」。

本日もお勤め、お疲れまでございます!

「宮古島まもる君」とは

1991年に交通安全協会が宮古諸島の各地に設置した、

交通安全を目的とした、いわゆるハリボテ人形。

白い顔、妙にリアルでちょっと能面チックな無表情というビジュアルのためか、

当初は「キモイ」「コワい」などの反応もあったのですが、

いつのまにか口コミでそのユニークな存在感が評判になり、

応援歌やストラップやシール、Tシャツなどグッズも数々売り出され、

今では宮古島随一の「ご当地キャラ」として大人気となっているのです。

正式なれっきとした「履歴書」も存在していて、氏名は「宮古島まもる」。

平成8年に宮古島警察署と宮古島交通協会の間に5つ子で生まれ、

生後間もなく(笑)兄弟みな島内で立番勤務につく。

その後クローン技術によって兄弟がさらに増え、

空港や伊良部島、多良間島など

噂では現在は19体ほどが現役活動中らしい。

2011年には妹「宮古島まる子」ちゃんも登場。

兄弟&妹そろって、身長180cmという高身長家系。

体重は5kg、ただし台風に備え、30~50kgのおもりを装着している。

所属は宮古島警察署及び交通安全協会職員で

階級は警視待遇巡査部長。趣味は「人間観察」。

好きな言葉は「んーなしぃ、がんばらやー(みんなでがんばろうね)」。

どこまでも「宮古島愛」にあふれた「まもる君」なのでした。

はじめて「まもる君」の存在を知ったのは

「旅中旅」の前に行った那覇の居酒屋さん。

警察官の制服を着たポーカーフェイスのシュールな人形が

カウンターの上に飾られていて、どうやら泡盛のボトルだったのですが、

「微妙なお人形だなぁ~(笑)」と記憶にひっかかっていました。

で、昨日、宮古島の平良のお土産さんをのぞくと、

その微妙なポリスマングッズがあちらにもこちらにも。

ほぉ~、「まもる君」とな。

一度見ると忘れられないインパクト、一種のキモカワ人気?

北海道の「まりもっこり」にもどこか通じるものがある(笑)。

宮古島島内各所で職務に励む「宮古島まもる君」ですが、

一体一体手作りのため、そのお顔も微妙に違うらしい。

つまり、ポーカーフェイスにもそれぞれの個性があるのです。

来間大橋前の交差点に1人立番勤務にいそしむ「まもる君」。

やや上向き加減のあごは少しややふっくらとし、

南国の日差しを浴びながらもお肌はあくまで美白を保ち、

一文字に結んだ唇は乙女のように赤く染まっている。

その無表情さの奥に優しい心がほの見える・・・ような気がした(笑)。

ありがとう。まもる君。

365日無欠勤のあなたに見守られて、

旅人も安心してアイランズ・ドライブを続けることができます。

さあ、最近人気の「カフェ島」来間島をめざして、

レンタカーのハンドルを再び握ります。

宮古島の交通安全は、まもる君が、まもる。

(写真は)

南国の積乱雲と青い空とまもる君。

やや上向き加減の静かな眼差しで

あなたは何を見つめているのだろう。

旅いちばんのシュールな写真だ。