とびきりジェラ―ト
「これまでの人生で一番美味しいジェラ―トかも」。
そんなマイ・ベスト・ジャラートに出会ったのは宮古島。
夏の沖縄旅6日目、早朝の那覇からJTAでひとっ飛びした1泊2日の「旅中旅」。
伊良部大橋の開通で5つの島がひとつながりになった宮古島を起点に
レンタカーで伊良部島、下地島、池間島を一気に駆け抜け、
宮古ナイトを楽しもうと繰り出した平良の街中で
絶品デザートに出会ったのです。
島の南部にある東急リゾートからレンタカーで20分ほど。
宮古島一番の繁華街、平良の中心は西里通りと並行する下里通り。
まずは西里通りの人気の居酒屋「さんご家」で島ごはんを腹ごしらえ、
この後、宮古ナイト「秘密の計画」が控えているのですが、
夜の7時過ぎ、遂行時刻まではまだ少々時間があります。
お散歩がてら、平良の街をぷらりぷらぷら、そぞろ歩きしましょう。
とろりと暮れゆく南国の夜、
瑠璃色とパープルが混じりあうような亜熱帯の夜空は独特の美しさがある。
美味しそうな飲食店の行灯が並ぶ西里通りは車は一歩通行、、
島ごはんを食べに行く人、2軒目に向かう人、夕涼み散歩する人などなど
ゆったりのんびり歩く観光客の姿で賑わい、車よりは人が主役でいい感じ。
「あ、cocoストアがあった」。地元コンビニで「秘密の計画」に備え、
虫除けスプレーを購入。(いったい、何をする気だ?笑)。
ここらあたりで角を曲がり、下里通りに出てみましょう。
うう~ん、誘惑的なこの匂いはジャークチキン?
角を曲がると開放的なオープンテラスでジャマイカ名物を焼いていた。
南国ムードいっぱいのカフェには大きなジャマイカ国旗。
サッカーのジャマイカ代表みたいなガタイのいい漆黒の肌をしたお兄さんが
チキンをひっくり返しながら、笑顔でウィンクしてきた。
宮古島にラテンなカフェ、似合いすぎる~。
下里通りはバス通りでもある大きな通り。
個性的な雑貨ショップやハンドメイドアクセサリーのお店など
女子的お土産を探すには絶好のロケーション。
ん?んんん~?広い通りを挟んだ向かい側、野宮センサーがビンビン反応。
南イタリア風の店構え・・・あ~、あそこだ~、
「イタリア仕込み 宮古育ち」の絶品ジェラートのお店だ~。
島ごはんデザートはあそこでいただくことにしましょう。
アマルフィの海岸あたりにありそうな(行ったことないけど)、
緑の庇と木組の外装がとってもお洒落なイタリアンカフェ&ジェラテリア。
「RICCO gelate piaciuto (リッコ ジェラート ピアチュート)」。
2009年オープン、島の素材を活かし、本場イタリア仕込みの技で作られた
とびっきりのジェラートに魅せられ、島外からもお客さんが通う人気店。
お店に入るとすぐ目の前の冷凍ケースに
宝石のような色とりどりの魅惑的なジェラートが並んでいます。
「リッチみるく」「ドラゴンフルーツヨーグルト」「宮古島産紫芋」
「雪塩」「宮古みそちんすこう」「シークヮーサー」「泡盛」などなど。
宮古島ならではの素材を活かした個性派ジェラートに加え、
夏限定の「グアバ」など季節限定のジャラート、そして
「フランボワーズ」「コーヒー」「バナナ」など定番ジェラートもいっぱい。
きゃ~、も~、どれにしよう、迷う~。
冷凍ケースの前で悶える。
いつもなら、島特産素材に決めるところですが、
「シチリア産100%」の文字に惹かれてしまいました。
大っ好きなんだもん、ピスタチオ&へーゼルナッツ。
シチリア島でも産地にこだわったピスタチオのジャラートと、
シチリア産へーゼルナッツを使ったジャンドゥイヤを加えたチョコレート、
そして宮古島産マンゴーのジェラートのトリプルをオーダー。
「はい、トリプルでございます」。
渋いイケメンのオーナーシェフがカップを手渡してくれます。
おおお~、ピスタチオグリーンとチョコレート色とマンゴーイエロー、
美味しい配色は、同時に美しい。まずは、ピスタチオから。
ほえ~~~・・・う、旨すぎる・・・。
なめらかな舌触り、新鮮なミルクの優しい甘さと同時に
素晴らしく香ばしいピスタチオの香りが口から鼻腔へと抜けていく。
我が人生、最高のピスタチオジェラートだ。
アマルフィに行かずとも、宮古島で出会えるなんて。
シチリア産へーゼルナッツがたっぷりのチョコレートも
宮古島産マンゴージェラ―トも、のけぞるほど美味しい。
宮古島平良の下里通りのジェラテリア、夜のウッドデッキには
アマルフィーとトリノの風が吹きぬけていった。
東京生まれというリッコのオーナーシェフはイタリアで1年半修行、
ハーブやレモンなどの柑橘類まで色々な食材を自家栽培し、
店で使う素材をできるだけ自給していたジェノバ近郊のお店に感動、
森や畑がキッチンとそのままつながっているようなお店を作ろうと
豊かな自然に恵まれた宮古島でリッコをオープンさせたそうです。
コンセプトは宮古島の「豊かさ」をジェラ―トで表現すること。
手間ひまかけて手作りすること、安心でやさしい食べ物をご用意すること。
牛乳は島唯一の牧場に通い、その日に使う分だけを譲ってもらい、
毎日お店で丁寧に時間をかけて低温殺菌し、
一晩寝かした牛乳がリッコのジェラ―トになります。
ヨーグルトも搾りたての牛乳を自家殺菌したものから作ります。
紫芋、パッションフルーツ、ドラゴンフルーツ、島バナナにマンゴー、
宮古島の塩に黒糖、バジル、泡盛、塩ちんすこうに宮古みそなどなど。
新鮮な素材を届けてくれる生産者の人々との交流が
リッコのジェラートの美味しさの秘密なのですね~。
卵ももちろん島の元気で健やかなたまご園のもの。
殻もしっかり、卵黄はぷるぷると味が濃く、卵白のコシもはっきり。
オーナーシェフは毎日、キッチンでその卵を割りながら
「めんどりが今日も元気だなぁ」と感じながら作っているそうです。
まさに宮古島の「豊かさ」そのままのジェラート。
明るい太陽と美しい海が育てた島の素材が
イタリア仕込みの技と情熱に出会った美味しい奇跡。
ああ、リッコのジェラートを全種類制覇したい。
「宮古島産黒あずき&みるく」も「塩キャラメル」も秋冬限定の「アテモヤ」も
春の「アップルミント」も冬の「マロン」もヘルシーな「黒糖豆乳」も
みんなみんな食べてみた~い。
ジェラート食べたさに宮古島移住さえ一瞬頭をかすめた(笑)。
さあてさて、絶品デザートにノックアウトされているうちに
ちょうど良い時間になってきました。
とっぷり日が暮れて、宮古島の夜が本格的になってきて頃が
ようやく「秘密の計画」の遂行時刻であります。
それは南の島の「夜のお花見」。
夜にしか咲かない不思議な花のお話は、また明日。
(写真は)
ね?写真でも美味しいのはわかるでしょ。
わからない方は宮古島へどうぞ。
平良の中心部、下里通りにある緑の庇が目印です。
一口食べれば、移住したくなります(笑)。

