日本一のドライブウェイ
夏の沖縄旅6日目&7日目リポートは「旅中旅編」。
那覇のホテルに荷物を預けて、1泊2日の宮古島ショートトリップ。
早朝の那覇空港からJTA機で45分のフライト、
定刻より少々遅れましたが、無事宮古島空港に到着。
少々曇りがちの空ながら、濃密で甘やかな南国の空気に包まました。
さあ、事前に予約しておいたレンタカーに乗りこんで、
いさ、宮古諸島5島制覇ドライブをスタートしましょう。
沖縄本島の南西約300kmに位置する宮古諸島。
宮古島はそのメインランド。
本島と八重山諸島のまんなかにあって、
いにしえの頃より独自の文化を守り育ててきた島の空港で
まず、「んみゃ~ち」と大きく書かれた看板が出迎えてくれました。
「ミャークフツ」と呼ばれる宮古方言は本島とはまったく違う言葉。
「んみゃ~ち」は「いらっしゃいませ」、本島の「めんそ~れ」にあたります。
ちなみに「ありがとう」=「たんでぃが~たんでぃ」
「嬉しい・楽しい」=「ぷからす」、「召し上がれ」=「んきゃぎさまち」。
むむむ・・・恐るべし「みゃ~くふつ」宮古方言、旅人にはちんぷんかんぷん。
その発音、音韻、響き、独自性が際立っています。
「ん」で始まる言葉などは非常に珍しく、
みゃーくふつ独特の発音はフランス語に似ているとも言われています。
飛行機でたった45分の島ですが、空港の玄関口で
本島とはまったく違う特徴的な言語、文化がお出迎え、
これから始まる「旅中旅in宮古」への期待が膨らみます。
宮古島は隆起サンゴでできた平たい島。
サトウキビ畑が悠々と広がる島は白砂の美しいビーチが多く、
沖縄でも屈指の透明度を誇るサンゴ礁の海は
ダイバー憧れのポイントがいっぱいで眺めるだけでもうっとり。
今回の旅は大小8つからなる宮古諸島の島々のうち、
主なる5つの島をドライブで制覇しようという遠大な(笑)計画です。
さあ、まずは日本一のドライブウェイ「伊良部大橋」をめざしましょう。
「ナビにばっちり入れておきましたよ、伊良部大橋」。
空港近くのレンタカー会社のお兄さんのOKサインに送られて、いざ出発。
宮古島の北西にある伊良部島へは
これまでは高速船で行くしかありませんでしたが、
今年1月に両島を結ぶ全長3540mの「伊良部大橋」が開通、
世界屈指の透明度を誇る美しい海の上を走る、
絶景ドライブスポットが誕生したのです。
しかも通行料金を徴収しない橋としては日本最長、
色々な意味で、日本一のドライブウェイ、と言えそうです。
空港を出て10分も走ったでしょうか、
ほどなく見えてきました、遠くの伊良部島へかかる美しい橋が。
おおお~~~、青い海の上を走る橋は現代工学を駆使した構造物なのに、
まるでしなやかに湾曲した人魚の背中のように見えます。
伊良部島へ向かって中央部が大きく盛り上がったさまは生き物のよう。
どうやら船が通れるように、こうした曲線を描いているらしいのですが、
緻密な計算に基づいた構造物とは天然の美に近づくのですね。
構想から40年余り、総事業費395億円、
着工から9年の歳月をかけて完成した「夢の橋」。
伊良部島民にとっては医療や教育といった部分での恩恵も大きく、
大切な生活基盤を支える「命の橋」でもあるのですね。
そしてこの橋の完成によって既に橋がかかっている池間島、来間島と
宮古島、伊良部島、下地島の5つの島が陸路でつながったのです。
宮古諸島の観光の幅がぐっと広がったわけで、
現にこうしてわざわざ北海道からドライブに来る旅人もいます(笑)。
さあ、夢の伊良部大橋を渡りましょう。
うっわぁ~~~、視界いっぱいに宮古ブルーの海が飛び込んできます。
遮るものは何もない。
地平の果てまで青い海が続いている。
橋の近くは絵の具をといたようなコバルトブルーで
遠くのサンゴ礁の海は目も覚めるようなエメラルドグリーン。
「海の上を車で走る」。
まるで子供が描く夢のような体験が無料でできちゃうのです。
飛行機乗りついではるばる南の島まで来て良かったぁ~!
全長3540mの伊良部大橋には路側帯もついているので、
体力、気力、好奇心のある方は歩いたり、自転車で渡ることもできます。
ゆったり歩いて1時間弱、自転車だと30分もかからないかも。
コバルトブルーの海をウォーキング、サイクリング、
なかなかできない体験かもしれませんね。
しかし、先を急ぐショートトリップの旅人は風のように、
夢のようなドライブウェイを安全運転で渡りきりました。
さあ、あっという間に伊良部島に着きました。
那覇空港を出発してから3時間もたたないうちに二つ目の島に到着。
美しい海の中でサンゴ礁と石灰岩が複雑な地形をなす伊良部島は
ダイバー憧れのスポットもいっぱい、
マリンアクティビティーの名所として知られています。
戦前からカツオ漁のメッカとしても名高い海人の島を
のんびりぐるりと一周してみましょう。
まずは・・・港へ。明日へと続く。
(写真は)
朝のうちはやや曇り空でしたが、
日が差すと、最高にビューティフルな絶景。
飛行機に乗ってでも行きたいドライブウェイ。
教えてくれたJTAカレンダーに感謝(笑)。

