島おやつ

夏の沖縄旅4日目は

沖縄本島から日帰りできるご近所楽園「伊江島」リポート。

レンタカーごとフェリーに乗り込み、滞在時間4時間半の島ドライブは

出会い、発見、感動がぎゅっと凝縮された最高の旅でした。

さあ、帰りの船の出港時刻が迫ってきました。

最後の1分まで島の魅力を探訪しましょう。

伊江島旅のハイライト、

南国のサトウキビから生まれた希少な国産ラム酒「イエラム・サンタマリア」。

聖母マリアの名を冠した香り高いお酒ができるまでを

「伊江島蒸留所」でつぶさに見学させていただいた後、

案内してくれた蒸留所主任でラム・コンシェルジュの浅香さんと

最後のお楽しみ、併設されている試飲&販売コーナーへ。

もちろん、ドライバーですから、あくまで香りだけを味わいます。

スチールタンクで寝かせた透明な「イエラム クリスタル」は

すっきりと爽やかで甘いサトウキビの香りがします。

これでモヒートを作ったら最高に素敵な夏カクテルになりそう。

オーク樽で熟成された「イエラム ゴールド」は

ふわりとふくよかな樽香りが魅力的。

カリビアンのように小さなショートグラスでくいっと味わいたい。

な~んて、お酒は全然強くないんだけど(笑)、

香りをテイスティングするだけで、

サトウキビの搾り汁をそのまま詰まった

希少なアグリコールラムの実力はよくわかります。

ん?奥の方に何やら恭しく鎮座するプレミアなボトルが。

おおお~、これが今や島外では入手困難とも言われているレア物イエラム。

処女作の「T1」、現在のイエラムの原点となった「T9」。

ブレンドせずにシングルカスク(単一樽)でボトリングしたプレミアラムであります。

伊江島のラム酒造りにとってメモリアルな二つの樽から生まれた特別なお酒。

しかも何せ大酒飲みの天使が年間1割も飲んじゃってますから、

樽から出荷できた量にも限りがあるため、お値段もそれなりのプレミア価格。

う~ん・・・悩みましたが、伊江島に敬意を表して一本お買い上げ。

大切に持ち帰ることにしましょう。

後は、お家でのモヒート用にレギュラーの「イエラム ゴールド」とぉ、

わぁ、ラムができる前のサトウキビシロップも別調整されて売っている。

お?これは、オリジナルのショートグラスね。

例のアイヌ文様に似たタッチューとテッポウユリのシンボルマークが素敵・・・

なんて、手の中にすっぽり収まる小さな小さなグラスを眺めていると、

「そのグラスとシロップがあれば、

本場の『ティポンシュ』も作れますよ」と浅香さん。

え?「ティポンシュ」?

ラム・コンシェルジュご推薦のカリビアンの定番カクテル「ティポンシュ」とは

ショートグラスにシロップ、ライムを絞り入れ、

イエラムを注ぎ、氷を入れてマドラーでくるくるかき混ぜれば出来上がり。

ちょっと甘めで爽やかな強めのお酒、食前酒などにお勧め。

カリブの島々では好きな分量で好みのティポンシュを作って楽しむそうで、

氷を入れないのが現地風だとか。

ラムとサトウキビの甘さとライムだけ。

南国の陽気なリズムが聞こえてきそうなカリビアン気分100%の夏カクテル、

うふふ、札幌に帰ったら試してみようっと。

さあてとお会計・・・とレジに向かう途中、

アイスが入っているらしい冷凍ケースが目に入りました。

「伊江島アイスクリーム」?どれどれ・・・。

「サトウキビ」に「紅イモ」・・・あっ!「いえじまピーナッツ~!」

「そうです、伊江島産ピーナツ100%、伊江島産牛乳100%のアイスです」。

ニコニコ浅香さんが嬉しそうに笑っています。

「昔より量は少なくなりましたが、伊江島のピーナッツは美味しいですよ」。

「これ、今、食べていきます!船が出るまでまだ時間ありますよね?」

「はい、大丈夫、ここから港は5分もかかりませんから、

ゆっくり召し上がって下さい(笑)」。

「せっかくですから、伊江島ピーナッツアイスに

とろ~り、サトウキビシロップかけてみてください」。

買ったアイスに、スプーンにシロップまでサービスしてくれる心遣い。

さっそく、いただきます。

おおお~、新鮮な島の牛乳と・・・

ふわり・・・・濃厚で香ばしいピーナッツの風味。

その後でサトウキビシロップの爽やかな甘さが追いかけてくる。

ピーナッツの形をした島ならではの贅沢な午後のおやつだ。

周囲22キロの平坦な小さな島。

とんがり帽子のようなタッチューが目印のご近所楽園「伊江島」には

豊かな農水産物、美しい自然、人々の知恵が生んだ新しい島酒「イエラム」、

そして戦争の苦難の歴史を今に伝え、平和の大切さを静かに語る戦跡など、

たくさんの生きた物語に触れることができました。

今回はわずかな滞在時間でしたが、

いつかのんびりと、この島に昇る朝日、暮れゆく夕陽を

サトウキビ畑の真ん中で眺めてみたい。

そんな思いを胸にさあ、港へ急ぎましょう。

本部港へ帰るフェリーの出航時刻が迫ってきました。

ありがとう、

伊江島。

また来たいよ、

伊江島。

(写真は)

伊江島ピーナッツアイスクリームとサトウキビシロップ。

島の2トップの豪華な競演は実に美味しゅうございました。

ピーナッツアイスは手作りの味を守りながらの少量生産ゆえ、

現在のところ、島内とネット販売のみ。

わぁ~ん、ディリーに食べたい美味しさなのに。

食べたい人は、伊江島に行こう(笑)。