青春の海
きょうから6月。
朝いちばん、窓を開ければ生まれたての朝日が輝き、
胸一杯に吸い込んだ空気にはっとしました。
あ・・・夏の匂いがする。
札幌の予想最高気温は28度、
8月上旬の気温ということは、夏の暑さということ。
緑の匂いは日一日と濃厚さを増し、
季節は確実に夏へと向かっていますね。
夏大好き人間としては体中の細胞がぐんぐん活気づいていきます。
さあ、きょうも半袖ででかけちゃおうっと。
暮らしの歳時記的にはきょう6月1日は衣替え。
札幌などではもう少し遅く、
6月15日の北海道神宮祭(札幌祭り)が衣替えという感じですが、
きょうみたい陽気なら、真っ白い夏の制服に替えたくなりますね。
大好きだったなぁ~、懐かしいなぁ~、高校時代の夏の制服。
濃紺の襟に真っ白い2本線が眩しいセーラー服、
もう一度着てみたいが、周りが許さないだろう(笑)。
夏の白いセーラー服とセットで思い浮かぶのが
グラウンドの向こう、国道を渡ると広がっていた真っ青な海。
そうだ、うちの学校には、海があった。
今朝のめざましテレビで街ゆく人たちに
「うちの学校にコレがある」を聞いてましたが、、
馬術部があって「馬がいる」、ペット専門学校は「わんちゃんがいる」、
なぜか「校庭にクジャクがいる」(笑)、
さすが近大、「校内でマグロの解体ショーをする」などなど
実にさまざまな学校自慢にほっこり、
そして、思い出したのです。「うちの学校には、海があった」。
母校の室蘭栄高校は太平洋を望む海沿いにあります。
校舎を出て、グランドを突っ切って、国道を渡れば、そこは海。
今やサーフィンのメッカとなっているイタンキ浜に面しているのです。
部活のランニングも、学校祭の出し物の練習も、秘密のデートも(キャーッ)、
高校時代の青春は、イタンキ浜が舞台だった。
でっかい太平洋に開けていく青い海が大好きだった。
イタンキの青。
それは南国のサンゴ礁の海のようなエメラルドブルーでもなく、
湘南の海のようなお洒落な青でもなく、
瀬戸内の海のような穏やかな青でもなく、
いつも波がたっていて、遊泳に向いていなくて、
どこか荒々しさを秘めたクールな青。
でこぼこ、迷ってばかりの青春に沁みる荒削りの青さよ。
高校生までは近くに海があるのが当たり前だったから、
東京の大学へ進学し、札幌で就職してからも、
時々、無性に「海欠乏症」に陥ったものだ。
札幌はいい街だし、大好きだし、暮らしやすいけど、
ただ一つ、海がない。
歩いていける海がない。
街の空気のどこにも、海の匂いがしない。
この道をまっすぐ行けば海が開ける、そんな予感がする散歩道がない。
今は部活でランニングする必要もないし、
学校祭の準備もないし、秘密のデートもないけど(笑)、
やっぱり時々、海が恋しくなる。
白いセーラー服の襟や裾をぱたぱたさせた太平洋の潮風よ。
薄いブルーの海では荒々しい波頭が激しいダンスを踊っていた。
「行け!青年よ!」。
どんっ!と背中を力強く押されるようなあの青春の海に、
今でも時々、渇を入れてほしくなる。
久しく行ってないなぁ。
イタンキ浜。
6月の青春の海。
今はどんな青に見えるのだろう。
(写真は)
青春とは海とラーメンとパフェ。
潮風に当った後に
こっそり喫茶店で食べるパフェの旨さよ。
青春のパフェのかわりに、「即興まんじゅうサンデー」。
あんことアイスが食べたいという夫の所望に
1分で完成、アドリブ時短デザート。
あんことアイスと苺は究極の三位一体であります。

