芒種の開花宣言

きょうは二十四節気の「芒種」。

稲などの穂先のてっぺんの細い毛の部分が「芒(のぎ)」。

そんな芒のある穀物の種を蒔く時季という意味で

昔の人々は田植えを始める目安としたそうです。

「芒種」の朝に小さな発見。

のんびりできる土曜日なのに、

いつものように早起き鳥と一緒に目覚める朝型人間。

朝刊が来るのをコーヒー淹れながら待って(笑)、

新聞取りのついでにマンション周りをプチ散歩してみました。

空は薄曇りながら、初夏の早朝の空気の清々しさといったら。

どんなアロマにも勝る癒し効果があります。

マンションの裏手には美しい遊歩道があります。

昔は小さな川が流れていた場所が整備され、

八重桜や季節の花々が咲き乱れる憩いの空間に。

堂々たる梅の古木や情緒あふれる藤棚もしつらえられています。

ついこの間まで美しい紫色の花房が揺れていた藤棚は

すっかり緑濃い葉が茂り、夏の訪れをかすかに予感。

この時季の花壇の主役は純白のマーガレット。

清純な真っ白い花々が朝の風に健康的に揺れています。

その手前にあるスリムな緑の草花は・・・ラベンダーね。

開花時期は7月から8月の夏の花。

まだまだ紫色の季節には間があるわね~、とのんびり眺めていたら、

・・・あっ、紅一点ならぬ紫一点!

たった一輪、

6月の花壇でラベンダーの紫色の花が咲いていたのです。

季節が逆戻りしたような肌寒い気温なのに、

何と健やかで元気なラベンダーでしょう。

早朝の遊歩道で一人幸せな「開花宣言」。

早起きすると思ってもいない宝物に出会えるものですね~。

ラベンダーは古代ローマ時代から

香り高い薬草として利用されてきました。

古代ローマ人が大好きなお風呂や洗濯の際に

ラベンダーを水や湯に入れてそのアロマを楽しんだと言われ、

その語源も「洗う」という意味のラテン語「lavare」とされています。

朝いちばん、誰よりも早く見つけた一早咲きのラベンダー、

清楚な紫色に心身を洗われたような気分になりました。

芒種の朝 紫色の お洗濯。

何だか幸せな土曜日になりそうだ。

(写真は)

一番ラベンダー、み~つけた。

いち早く咲いた花の健やかさよ。

かすかに感じる夏の予感。

大好きな季節がやってくる。