ルクマがくる
う~む、新たなスーパーフーズ発見。
これは来るぞ、絶対来る。
「ルクマ」の波がやってくる。
夫の南米世界遺産の旅土産~お菓子編。
ナスカの地上絵アイコンがキュートな
ペルーの定番お菓子「チョコテハ」も美味しゅうございましたが、
続いて話題性満載のチョコが次に控えていました。
個包装されたボンボンチョコの箱には見慣れない果物イラストに
「Bombones de Chocolate rellenos con crema de Lu’cuma」の表記。
ふむふむ・・・ルクマクリーム入りのボンボンチョコ・・・ねぇ。
で、「ルクマ」って何?初耳、聞いたことありません。
お菓子探偵はまたまた調べました。
「ルクマ」とはペルーやチリ、エクアアドルの
熱帯・亜熱帯に生息するアカテツ科の植物で
インカの神話には豊饒の実、聖なる実として登場し、
もっともペルーらしい果物とも言われているそうです。
現地の市場には生の実が並んでいて、
直径10cmほどの緑色をした丸い果実を二つに割ると
オレンジ色の果肉の中にはアボカドのような大きな種が。
果たして気になるそのお味は・・・。
見ためは青ミカンのような「ルクマ」、
その食感はほとんど果汁はなく、ほっくり、ねっとり、
「栗+サツマイモ+カボチャ」のような不思議な食感らしい。
ペルー人の誰もが大好きな「ルクマ」、そのまま食べても美味しいけど、
少々粉っぽさもあるので、お菓子によく利用され、
ルクマのアイスクリームは現地でも大人気。
そして特に相性が良いのがチョコレートということで、
ルクマクリーム入りのボンボンチョコ、なわけです。
どれどれ、ペルーの聖なる果実「ルクマ」のチョコを人生初体験。
マチュピチュの遺跡とルクマが描かれた包装に包まれた
小さめボンボンチョコを口に入れます。
素朴なチョコレートをカリリと噛むと、黄色いちょっと粉っぽいフィリングが。
ふむ、ふむふむ・・・ふ~む。
とりたてて際立った味や風味や香りは感じない。
軽い甘さとほんの少しだけ舌に残るこの感じは・・・何かに似ている・・・。
そうだ、かなり水分を飛ばした「こしあん」だ。
おばあちゃんちにあったような半生菓子の中に入っているような、
あの、ちょっと乾いたような、セミドライなこしあんの食感によく似ている。
なるほどね~、お菓子によく利用されるというのも納得だ。
インカの豊饒の実と日本のこしあんが
時空を超えて重なるなんて実に興味深い。
しかもこの「ルクマ」、今や海外ではスーパーフードとして注目されている
ミラクルフルーツなのでありました。
βカロテン、ビタミン、ミネラルなど栄養素たっぷりの果実は、
特に抗酸化物質をとても豊富に含んでおり、
抗炎症作用やアンチエイジング効果などが明らかにされています。
またGI値が低く、血糖値の上昇を抑えることもわかり、
ダイエット中の低糖甘味料としても注目されているそうです。
すごいぞルクマ、
これは来ますね、ルクマの波が。ルクマが来る。
現在は残念ながら生の果実はなかなか輸入されませんが、
ルクマパウダーなどはインターネットなどで入手可能のようです。
ヨーグルトやスムージーに混ぜるとめっちゃ美味しそう。
粉になったルクマパウダー、写真で見ると「さらしあん」そっくり。
強い香りや味でお菓子の風味を損なうことのないゆかしい「ルクマ」、
ほんと、日本のあんこによく似ているなぁ。
ペルーのミラクルフルーツ、ルクマはパリでも話題に。
あのピエール・エルメの2015年5月の新作マカロンは「ペルーの園」。
何とこの「ルクマ」が主役なのであります。
メープルや甘草に似た完熟ルクマの風味が繊細なマカロンに。
パティシエ界のピカソ、さすが目の付けどころが鋭い。
エルメも惚れたインカの黄金果実「ルクマ」。
ね?絶対に、ルクマが来る。
(写真は)
インカの美しい女神をも惑わしたという
豊饒の果実「ルクマ」のチョコ。
カボチャのようなサツマイモのような栗のようなこしあんのような・・・
う~ん、何とも形容しがたい、が、美味しい。特に女子は好きだと思うよ。
是非とも生の果実を食してみたいものだ。
インカの誘惑・・・。

