ロベの島

久米島の海洋深層水ビジネス、

奥尻島の奥尻ワインは知っていたけど、

八丈島の儲かりビジネス「ロベ」って何?

今朝の「がっちりマンデー」は小さな島の儲かりビジネス特集。

沖縄の久米島では深い海岸線を利用し、

効率的に汲み上げた海洋深層水で車エビや海ぶどうの養殖でガッチリ。

フランスのボルドーなどワインの名産地と同じ緯度にある奥尻島では

南西沖地震以降、復興ビジネスとしてワイン作りを開始。

潮風を浴びて育った島のぶどうから生まれるワインは

ほのかな潮の風味が評判を呼び、人気を集めています。

そして番組のトリに登場したのが八丈島。

島の農家の半分が生産しているという隠れた特産品が「ロベ」。

ロベ・・・何?食べ物?果物?野菜?

正解は「フェニックス・ロベレニー」というヤシ科の植物。

艶やかな緑がエレガントでトロピカルな葉っぱであります。

ちょっと豪華なフラワーアレンジメントなどによく使われ、

花を演出する添え葉(グリーン)として欠かせない花材です。

八丈島はこの「ロベ」の切り葉生産では国内シェアほぼ100%。

全国の花屋さんで見かける緑の「ロベ」はぜ~んぶ八丈島産ってこと。

年間出荷額が約10億円ということですから

まさに島の基幹産業を担っている、すんごい緑の葉っぱなのでした。

「葉っぱビジネス」の先駆者といえば、

野山の葉っぱを日本料理の「つまもの」として出荷して大成功した、

徳島県の上勝町が有名ですが、

八丈島は「葉っぱビジネス・ロベヴァージョン」というところでしょうか。

もともとはラオス原産の「ロベ」、

大正8年に横浜の園芸会社が輸入し、八丈島に植えたのが始まり。

年平均気温が18度前後、降水量の多い島の気候が「ロベ」にはぴったり。

しかも育てるにはほとんど手間のかからない植物らしく、

植えたら、基本ほったらかしですくすく育つ優良児(笑)。

「ロベで子供を大学まで行かせた」なんて話は珍しくもなんともない。

まさに「ロベ」さまさま。

そうなのね~。

主役だけでは映画もドラマも成立しないのと同じように

花束もバラやチューリップや豪華な花だけでは成り立たないもんね。

アレンジメントのセンスのいい花屋さんは

脇役の添え葉「グリーン」にセレクトやあしらいにこだわります。

花束というドラマを生かすも殺すも「グリーン」次第ってところ、

あるかもしれません。

柔らかでエレガントでつややかな葉っぱが魅力の「ロベ」は

引っ張りだこの実力派名脇役といったところ。

しかも主役級と違って、流行りすたりがなく、安定的な需要がある。

八丈島はいいところに目をつけましたね~。

大消費地東京に近いという立地も好条件。

葉っぱね~。北海道にもいっぱいあるんだけどなぁ~。

野性的な熊笹の葉っぱとかさ、

アレンジメントに誰か使ってみないかなぁ~。

やっぱ、ワイルド過ぎかな~(笑)。

北のでっかい島にも

儲かりビジネスの種はいっぱい眠ってそうなんだよね~。

(写真は)

いつもの花屋さんが今年になって

緑豊かな2号店をオープン。

「花屋 さとうはなみつ フォレスト」。

森のなかの木漏れ日が降り注ぐ小屋をイメージしたお店は

高い天井を活かした空間がとっても心地いい。

もちろん、グリーンの使い方のセンスも抜群。

今度お店で「ロベ」探してみようっと。