ヌードルの歌

アメリカで日本のそばやうどんが大人気。

朝刊の経済面で見つけたちょっと気になる記事には

そば・・・らしき丼と焼きうどん・・・らしき皿の写真が。

「ソバ・ヌードル・ボウル」に

「ジャパニーズ・パン・ヌードル」だって。

パンやサラダが人気の全米チェーン「パネラブレッド」が打ち出した

新メニューが枝豆入りの「ソバ・ヌードル・ボウル」。

アメリカ人の味覚に合わせた味噌風味で

お値段は7.99$(約950円)から9.49$。

人気を集める一番の要因は一杯380キロカロリーという低カロリーさ。

一個1000カロリーを超えるハンバーガーがフツーな食習慣からすると

驚きの健康食なわけです。

ふ~ん、味噌味のそば・・・だったんだ。

で、気になるのが「ジャパニーズ・パン・ヌードル」。

日本のパンの麺???

パスタで人気の全米チェーン「ヌードルズ&カンパニー」の看板メニューで

実態は焼きうどん風の一皿らしい。

お肉や豆腐などトッピングも選べるらしく、

一皿5.79$、620キロカロリーという低価格低カロリーが大ウケとか。

炭水化物過多を想像させるネーミングとは裏腹に

健康意識が高い都市部の消費者に支持されているようです。

今やニューヨークの街角でも日本蕎麦屋もたくさんあって

「きょうはちょっと冷えるから暖かい蕎麦でも」ってな感じで

ニューヨーカーが蕎麦をすする風景も珍しくないらしい。

(本当に上手くすすれているかは微妙ですが、笑)。

本格的な蕎麦から日本が誇るカップヌードルまで

本当に日本は世界に冠たるヌードル大国だな~と実感します。

歌人の穂村弘さんが「作家の口福」というコラムの中で

短歌にはよく出てくる食べ物と

ほとんど出てこない食べ物があると書いていました。

よく出てくるのはカレーやラーメン、おにぎりなど。

一方まず出てこないのはフランス料理のフルコースとか銀座の有名店のお鮨など。

わかるわかる、よ~くわかりますね~。

フレンチのフルコースや銀座のお鮨なんかを詠まれても、

「ああ、そーですか」

「そりゃー、美味かったでしょうよ」でチャンチャン、お終い(笑)。

共感も余韻も哀愁もわびもわびもない。

「高級で素晴らしくて隙のないものは短歌の素材になりにくい」

という穂村さんが面白い歌の素材だと着目するのが、カップラーメン。

具体例としてあげられた短歌のひとつ。

「海老らしき物体やはり海老らしいカップ麺には四匹と半」

                         岩間啓二

わっかるぅ~!わかるよわかるよ、その感覚ぅ~。

赤い小さな海老らしき物体、玉子らしき黄色いスポンジ状の物体を

いささかの不可思議さを持っていとおしく見つめる視線の温かさよ。

共感、共感、大共感!

一度でもカップラーメンを食べた人間なら誰もが共感する、ってことは

世界中のほとんどの人が共感できる短歌だってことだ。

凄い。カップラーメンは予約の取れない三ツ星レストランより、ずっと凄い。

手頃で簡便で味も悪くなくて・・・でもどこか・・・

かすかに後ろめたさがつきまとう。

その切ない「隙」が歌心を誘うのかもしれません。

世界中を席捲したカップラーメン、

ラップやレゲエやブルースやシャンソンに歌われたっておかしくない。

出てこい、カップラーメンの歌。

(写真は)

日本の食文化、寿司に麺に、和菓子も凄い。

新潟から送られてきたご当地銘菓。

新潟県外ではまずお目にかかれない

「里仙」の「里仙もなか」と季節限定の「栗かん」。

気温の低い晩秋からら春先までしか作っていない希少な棹菓子。

白隠元豆の餡のなかに栗の蜜煮を刻んだものがたっぷりと。

栗羊羹とも蒸し羊羹とも違う、

さらりと口どけの良い独特の上品さがある。

賞味期限は短いけど、ご安心。

美味しくて、あっという間に平らげちゃいます。