はじまりの2キロ
今朝は寒の戻りでブルブル。
東京でも小雪がちらついてきたようです。
名残の桜も寒さで震えているかもしれませんね。
新入生諸君は春のキャンパスライフ、順調でしょうか。
「今日はめっちゃ寒いね~」なんて会話できる友達はできたかな。
できたよね~。
いまどきの新入生は大学入学式前からLINEで友達というパターンが普通。
今朝のめざましテレビでもそんな友達事情を取材していました。
同じ学部に入学した地方出身の男子学生と関東在住の女子学生、
既にLINEで知りあっていた二人がリアルに初対面する場面に密着。
まずは駅で待ち合わせ、が、お互い気づかずに、まずLINE(笑)。
5mも離れていない距離でLINEする姿はまさにいまどき。
なんだ、すぐそばにいたんだ。
お互いの存在に気づいた二人がいざリアル初対面。
「あ、どーもー、よろしく、お願いしまーす!」
ちょっと照れくさそうにぺこりと頭を下げて挨拶する「友達」同士。
大学1年生の初対面の挨拶が「どーもー」というのも、妙に面白い。
LINEで知りあってはいるけど、まだタメ口で呼び合うほどではないし、
あんまり慣れ慣れしくて引かれてもなんだし・・・で、「どーもー」ね。
「どーもー」、結構便利な言葉かもしれない(笑)。
やがてもう一人の男子学生も遅れて合流、
スタバでお茶するうちに3人の「友達度」は一気に親密になり、
「○○、めっちゃ、チャラいよね~」なんて初対面で既に呼び捨てモード。
後半は真面目に世界の貧困問題など学部の授業について語り合い、
今日初めて出会った3人はすっかり「友達」。
いいなぁ、若いって。いいなぁ、出会いって。いいなぁ、青春は。
友達のはじまりは今や入学式前のLINEやSNS。
確かに安心だと思うけど、リアル初対面のときのぎこちなさは今も昔も同じ。
遠い昔、大学入学したての春を思い出します。
あれは入学式の翌日あたり、学部ガイダンスを終えての帰り道、
北海道から出てきたばかりの女子学生はまだ知りあいも友達もなく、
大学からJRの駅へ向かい、不安な心を抱えて一人とぼとぼ歩いていました。
と、そのとき、「こんにちはぁ~」。
後ろから明るい声が聞こえてきたのです。
振り向くと背の高い女の子がニコニコ話しかけてきました。
「あの、同じクラス、ですよね?駅まで?一緒に帰りませんか?」
「あっ、はいっ!はいはい!ぜひぜひ!一緒に行きましょ!」
その瞬間の、雪がいっぺんに溶けて桜が一気に満開になったような気持ち、
今でもくっきり、鮮やかに覚えています。
知っている人が誰もいない新しい場所で
生まれて初めてたった一人で人間関係を築いた第一歩。
不安が希望に変わった瞬間でした。
友達が、できた。
携帯もパソコンもないあの頃、
友達作りの第一歩はいきなりのダイレクトな初対面だったけど、
大学から駅までのおよそ2キロの道のりを
二人は自己紹介しあい、授業や出身校や色々な話で盛り上がり、
駅についた時にはお互いの愛称で呼び合う仲になっていました。
あの道は、私にとって、はじまりの2キロ、だった。
あれからいくつもの春が過ぎ、母校の学生が利用するその駅には
今、こんなユニークな手書きの看板があるようです。
「歩く人23分 走る人15分 駅伝選手5分半」。
大学と駅を結ぶ「はじまりの2キロ」、
バスや地下鉄で行く手もありますが、学生さんにおすすすめは
コストパフォーマンスに優れた上記の三つの方法ってことでしょう。
新しい春。
23分あれば、友達は作れます。
どきどきの新しい出会いを楽しんで。
若者たちよ。
(写真は)
ただいま我が家のマイブーム
熊本の「アベックラーメン」。
今思えば、大学自体がケンミンショーだった。
休み明けには全国各地のご当地グルメにありつけた。
故郷のみやげ自慢をする若者に
悪いヤツはいない(笑)

