おそれるなかれ
4月の寒さも忘れる温もりに満ちたパーティーでした。
昨日は「北海道公文指導者の会 35周年を祝う会」の
トークショーの講師としてお招きをいただきました。
テーマは「野宮的おしゃれの魔法。
ファション、ボディ、美容、言葉そして心を元気にするヒントなどを
小1時間ほどお話させていただきましたが、
終始、笑顔で熱心に耳を傾けて下さる公文のお教室の先生方に
私がたくさんの元気とエネルギーを頂戴しました。
最も話上手な人、それは、聞き上手な人。
人の話に一生懸命心を傾けて聞いてくれる人こそ、
コミュニケーションの達人だと思います。
言葉を大切に受け取ってくれる人の話は
それがたとえ口下手であっても、訥弁であっても、
相手にまっすぐ伝わっていくものです。
「口下手な行員のほうが成績がいいんです」。
朝刊のコラム「折々のことば」で鷲田清一さんが
旧知の銀行員のこんな言葉を取りあげていました。
ぺらぺらと能書をよどみなく連ねるよりも、
こんな調子のいいことばかり言っていいんだろうかと、
つい言葉につまり、言い淀んでしまう、そういう口ごもりが
逆に聞く人の心をがちっとつかむのだろうと鷲田さんは言います。
人は話を聴くとき「話し方、そう口ごもりをこそ聴いている」と。
「能弁よりは口下手がいい」と。
そうです、そうです。
自分は口下手なんて、話すことを恐れるなんて、もったいない。
「割れることを恐れない。それが一番大事!」。
トークショーの控え室でご一緒した
バルーンアーティストの傳野治子さんの言葉です。
膨らんだ風船を魔法のように操って、
お花や動物など色々な形を作り上げるバルーンアート。
風船をぐにぐにねじったり、ひねったりなんて、割れそうで怖くて、
素人はついおっかなびっくり、腰が引けてしまいますが、
「風船は割れるもの、割れることを恐れない、
で、割れちゃったら、それもネタにしてステージを続けるんです」と
明るく断言される姿はまさにプロフェッショナル。
そうですよね~。
バルーンアーティストは、風船を割れることを恐れない。
アナウンサーも、噛むことを恐れない(笑)。
噛んでもとちっても言い淀んでも、放送やステージは待ってくれない。
ライブは瞬間の連続。
凹んだり、後悔しているヒマがあったら、
次の瞬間に集中すべし、ですよね~。
4月、新年度が始まった春は
自己紹介やスピーチをする機会も多い季節ですが、
能弁よりは口下手、話上手は聴き上手、
失敗を恐れずに、どうか、自分の心を素直に伝えて下さい。
言い淀んでも、噛んでも、詰まっても、いいんです。
上手に話せたかどうかなんて関係ない。
心が伝われば、それで花マル。
新しい春、な~んにも、おそれるなかれ。
(写真は)
「きょうのお洋服にぴったりだから♪」と
イエローワンピにお似合いのちょうちょと
可愛いピンクのプードルをいただいちゃいました。
ふわりと軽いバルーンアートのちょうちょは
春風に乗ってホントに飛んでいってしまいそう。
素敵な一瞬の魔法、です。

