赤い蝋燭と薔薇

春分の朝。

それは眩しい朝日とともに始まりました。

長い冬が明けて、昼と夜の時間がちょうど半分ずつとなる今日、

お日さまの気合いを感じます。

さあ、春です。

気象協会の2015年桜の開花予想によれば、

今年の桜の開花はいつもの年よりも1日から3日早いところが多く、

特に甲信や東北地方などでは平年より4日から5日も早く、

福岡、高知などはきょう3月21日が開花予想日となっています。

各地で春らしい気温になりそうですから、

春分の日に桜咲く、の便りが聞かれるかもしれませんね。

いよいよ、春です。

札幌の予想最高気温は9度。

北海道的には比較的暖かな春分の日といえます。

今年は雪解けも早く、ご近所の道路からはすっかり雪が消えました。

お彼岸のお墓参りも道中はラクチンでありがたやありがたや。

さあ、大好物だったおはぎを携えて午前中に父のお墓参りをすませて、

午後からは札幌ドームでコンサドーレの試合観戦、

春分の日の土曜日は何かと忙しい(笑)。

お墓参りと言えば、

夫の実家がある新潟のお墓で見た真っ赤なろうそくを思い出します。

墓前のろうそくは白いものと思っていた私には強烈なカルチャーショック。

あちらにもこちらにも点々と真っ赤なろうそくが供えられているのです。

ずらりと並ぶお墓の前に揺れる鮮やかな赤。

年月を刻んだ墓石と真っ赤なろうそくのコントラストは

墨絵の世界に一点紅をさしたような、幽玄の美を感じさせる情景でありました。

長い冬に閉ざされ、供える花もない雪国。

昔の人はせめて墓前に華やかな彩りをと、

ろうそくを赤く染めたり、花の絵を描いたりしたのでした。

新潟の赤いろうそくはそんな雪国の人々の優しさそのもの。

夫と私の父の写真が二人仲良く並ぶ居間の窓辺に

今年は赤いろうそくのかわりに真っ赤なバラの花を飾りました。

新潟と北海道、長い冬を耐えて生きた二人の父へ

ささやかな春彼岸の供花であります。

そうそう、ちなみにこの赤いバラ、

私の誕生日の夕方に、夫が慌てて(笑)買ってきてくれたお花です。

多分、朝一番の「お誕生日おめでとう」を忘れた罪滅ぼしの赤いバラ(笑)。

二人のお父さん、

まあ、こうして夫婦仲良く暮らしていますよー。

きょうは、空の上で、おはぎでも食べながら、のんびりくつろいで下さいな。

ぼたもちや 寒さも彼岸までの 春分よ。

春が、来るよ。

(写真は)

偶然の美。

罪滅ぼしの(笑)の赤いバラを

真上から撮ってみたら

こんな幻想的な1枚になりました。

光源に反射したバラが一緒に映りこんだのでしょう。

キレイなものって、とっても身近に潜んでいるだね。