きらきらきらり

「黄熊」と書いて、何と読むのでしょうか。

パンダの親戚ではありません。

れっきとした子供の名前であります。

ヒントはみんなに愛される黄色い熊さんといえば・・・クマのプーさん・・・?

そう、正解は「ぷう」、愛しい我が子の名前は「ぷう」ちゃん。

最新キラキラネーム、漢字検定1級者でも難解かもしれません。

けさの「とくダネ」でいまどきのキラキラネームランキングを紹介、

ネット投票で堂々の1位に輝いた名前が「黄熊」と書いて「ぷう」。

2位は「今鹿」、宮崎アニメファンならすぐわかりますね、そう「なうしか」。

で、3位が「皇帝」と書いて「しーざー」または「ふらんつ」・・・。

だめだ・・・。漢字の読みは職業上、不得手ではないが、

これは原稿に出てきたら、お手上げだ、絶対に読めない。

今の小学校の先生たちは入学前に子供の名前の読み方を

必ず保護者に事前確認するというのもうなずけますね~。

ますます進化(?)するキラキラネーム、

これは朝の出席とるのも大変な時代であります。

「男」と書いて「あだむ」という名前も。

ならば「女」と書いて「いぶ」と読ますのでしょうか?

「本気」と書いて「りある」、「理津武」は「りずむ」、「月愛」で「るちあ」。

20年ほど前からあらわれてきたキラキラネーム、

その自由な発想、感覚はますます広がる一方、

昭和の終焉とともに急速に進んだのが「子離れ」。

「範子」のように「子」がつく名前の女の子は減る一方、

私の時代はクラスの多くが○○子ちゃん、でしたが、今は絶滅危惧ネームか。

しかし、そんな昭和の香り漂う自分の名前は嫌いじゃありません。

これからも大切に一生お付き合いしていこうと思っておりますが、

そうだ、習字の時間だけはちょっとだけ親を恨めしく思ったもの。

「範子」・・・何せ画数が多い。

左端に自分の名前を子筆で書こうとすると、

「範」の字の「車」あたりで半紙に墨が滲みだし、

ついにはその部分だけ真っ黒につぶれてしまうのでした。

お習字の署名は長らく「野宮●子」でありました・・・。

その時だけは「理香ちゃん」とか「真理ちゃん」とか

昭和のお嬢様っぽい名前が羨ましかったものだった。

「りかちゃん」「まりちゃん」・・・

その響きは茶色がかった長いふわふわ髪の少女で

ピアノやバレエを習っていて、家の食卓には白いレースがかかっていて、

おやつは銀のフォークで食べる、そんなイメージの名前だった。

それは、ザ・昭和のお嬢さまであり、

体格の良いおかっぱ頭のあたしには似合わないもんな~、と

子供心に妙に納得していた「範子」ちゃんなのでありました。

半世紀以上、仲良く付き合ってきた自分の名前、

けっしてきらきらきらりした響きではないけれど、愛着はあります。

親が名前に込めた思いはわかっているつもりですが、

いまだに漢字を説明するときに、

「範子」の「範」は「模範の範」と堂々と言えずに

「範囲の範です」とつい言ってしまうけれどね(笑)。

昭和の香りがきらきらきらり、自分を名前をふと愛しく思う朝でした。

(写真は)

昭和の香り漂う北海道のソウル和菓子

「中花まんじゅう」。(中華まんじゅうとも)

どら焼きのような薄い生地でこしあんを包んだもの。

この独特のバナナ型の形状が懐かしい。

昔は仏事のお菓子としてよく使われたものだった。

北海道の昭和の子供たちは

「やった~、お葬式の中花まんじゅうだ~」と

実に罰あたりなはしゃぎ方をしていたものだ。

仏様、すんません・・・。

函館の老舗「千秋庵総本家」のそれは

居住まいもお上品でありました。