印度ちがい
衆議院選挙が終わりました。
いつもよりも遅め配達の朝刊や朝のテレビからは
大義なき大勝とか、熱狂なき勝利とか、さまざまな表現が聞えてきますが、
心配された投票率が52%台、前回の59%台を7ポイントも下回り、
戦後最低の投票率となってしまいました。
有権者のおよそ半分が投票所に行かなかったということですね。
確かに北日本から西日本の日本海側などは大雪が降ったりと
冬の悪天候の影響も大きかったと思いますが、
香港のデモのように世界には民主的な選挙を求めて
戦っている若者たちもいることを思うと、
大義がなかろうと、熱気がなかろうと、52%という数字は残念、
何といっても、もったいないな、と感じながら、
朝の果物をしゃりりと齧る選挙の翌朝でありました。
今朝のフルーツは
ちっちゃなちっちゃなりんご園のおおきなおおきなりんご。
えっと、「ちっちゃなちっちゃなりんご園」というのが正式名称です。
青森県弘前市にある家族経営の小さなりんご園で
我が子のように大切に育てられたりんごをお歳暮でいただきました。
段ボール箱を開けると、まぁ~美しいこと。
真っ赤な「サンふじ」と黄色の「王林」が仲良く彩りよく並んでいます。
あたりにはふわ~っと爽やかで甘いりんごの香りが漂い、
これは最高のルームフレグランス。
「サンふじ」はシャリッとした食感と甘さと酸味のバランスが最高。
黄色の「王林」はちょっとトロピカルな甘い香りが特徴的で、
強い甘みの割に酸味は抑えられていて、う~ん、個人的な感想ですが、
なんというか・・・色気のある味わいが素敵(笑)。
この「王林」は「ゴールデンデリシャス」と「印度」の交配品種で
1952年に命名されたりんごとか。
そうか~、懐かしの「印度」のDNAを引き継ぐりんごだったのですね~。
印度りんご。
昭和のりんご、ですよね~。
赤と黄色のグラデーションが美しい大きな印度リンゴは
「よそさまに贈るりんご」、「よそさまから戴くりんご」、
贈答用高級リンゴとして一世を風靡した時代がありました。
子供だった私ににはざっくり高級そうなりんごだったな~くらいの
おぼろげな記憶しかありませんが、
「りんごなのになぜインド?」、
その名前が何だか不思議だったことを覚えています。
冷涼な地域を好む果物がインド生まれなのか?
なんでもこの「印度」りんご、
青森県で明治初期に蒔かれたアメリカ産の種がルーツとかで、
名称の「印度」は南国インドとは全く関係なく、
どうやらアメリカのインディアナ州のまつわるもののよう。
そのときにアメリカから紹介された時の種がインディアナ州産だったとか、
当時のアメリカ人講師ジョン・イング氏の名前からつけられたとか
どうやら諸説がありますが、
たしかに「インディアナりんご」はちょっと発音しにくいもんね(笑)。
しかしインパクトのあるネーミングの影響は大きく、
子供時代は、あの大きな印度リンゴを見るたびに、
カレーの箱に書いてある
ターバン巻いたインド人のおじさんの絵が浮かんできたものでした。
ターバン=インド人というのも大いなる誤解だと知ったのは
ずっと大きくなってからでありましたが、
印度リンゴ=インドとは無関係だったというのは、今、知りました(笑)。
人生幾つになっても知らないことだらけ。
だから人生は幾つになっても結構楽しい。
印度リンゴはインドと関係なかったけど、
カレーの仕上げにリンゴを入れるのは日本の常識、
インドとリンゴ、やはり美味しい糸で結ばれているのかも、しれません(笑)。
(写真は)
赤と黄色の美味しいコントラスト。
ちっちゃなちっちゃなりんご園の
おおきなおおきなりんごたち。
薄くスライスしてマスカルポーネとかゴルゴンゾーラとか
チーズとデュエットさせても素敵よね~。
眺めているだけで幸せになってくる。
りんごの魔法。



