キモノ着ましょ

ふ~む、「最盛期の2兆円から今や3千億円まで縮小」。
ここまで市場規模が縮んでいるとは。
日本が誇る伝統文化のひとつ、着物市場の数字です。
かく言う私も、最後に着物を着たのはいつだったろう。
そうだ、数年前に司会の仕事で着せてもらって以来、
とんとご無沙汰であります。
う~む、着物離れは深刻。

もっと日常に着物を。
日本の大切な着物文化を途絶えさせてはならないと
さまざまチャレンジが試みられているようです。
昨日の新聞で見かけた特集記事でも
若者向けファッションビルに
洋服感覚で着られるモダンな呉服店がオープンしたり、
産地やメーカーの垣根を越えた着物ショーや展示会が
開催されたりと新しい潮流の数々が紹介されていました。

若い世代に振りむいてもらうために色々工夫。
だって、従来、呉服屋さんに入るには
相当勇気がいりそうですもんねぇ。
買う気もないのにお店に入れないし、
入ったはいいものの、勝手に品物見られないし、
「これなどお似合いかと」なんて奥から出された日には
素人には値段の見当もつかなくて、
聞くのも恐ろしくなるような・・・そんなイメージ。

新宿ルミネに8月オープンしたモダンな呉服店は
そんな消費者の不安を払しょくしようと
業界特有の不透明な価格などの慣習を改め、
仕立て代込みで1万、3万、5万円台の3段階に設定。
チェックのウール地やデニム地の着物なども揃え、
洋服と同じファション感覚の店作りが特徴だとか。
こんな値段設定なら
モダンに気軽に日常に着物を取り入れられそう。

もうひとつ面白いのが「100人コーディネイト展」。
業界の垣根を越えたイベントのひとつで
100人が提案する着物の着こなしの中には、
羽裏にエルメスのスカーフを使った黒羽織なども。
羽織りの裏に凝るのは粋な着物文化のひとつですが、
エルメスのスカーフねぇ~。
これはとっても素敵で現代的なアイデア。
お洒落なパリジャン、パリジェンヌにも大受けではなかろうか。
いっそのことエルメス本社に営業してはいかがだろうか。
日本文化に理解の深い同社のこと、興味を示してくれるかも?

エルメスのスカーフ柄の振りそでとか、
エトロのペーズリー柄の訪問着とか
グッチのGG柄やヴィトンのモノグラム柄の小紋とか、
ありじゃないだろうか。
世界のハイブランドとコラボした日本の着物シリーズ、
国内市場の開拓はもちろんのこと、
いっそのこと、同時に世界市場を視野に入れて
大いに飛躍してほしいと妄想するのであります。

・・・え~っと・・・
そんな妄想の前に、
お正月くらいは着物着ることから始めなくちゃ、ですかね。
着物・・・たまには、着ないとね。
反省。

(写真は)
沖縄伝統の琉球紅型の技法にインスパイアされた
美しいランプシェード。
那覇の桜坂にある「ふくら舎」にて。
南国の風物と伝統的な意匠が
華やかに混じり合う紅型の着物は
女性の永遠の憧れ。
沖縄の博物館などでは
琉球王朝の女性たちがまとった
それはそれは美しい紅型に出会えます。
ああ、これを身につけて、もう一度、お嫁に行きたい。
って、図々しいにもほどがある。すみません(笑)