さきどり梅春

何かと忙しい年末ですが、

女子たるもの、ネイルのお手入れだけは欠かせません。

来る年に願いをこめて、今回のテーマは「梅春ネイル」。

爪の先に一足早く、春が来た♪

淡いピンクをベースに金色と濃いピンクのきらきらをあしらって

冬明けと春の到来のはざまの季節「梅春」の気分をあらわしてみました。

というか、ネイリストさんがあらわしてくれました(笑)。

服飾業界でよく使われるこの「梅春」という言葉、素敵です。

年明けの冬バーゲンで賑わう売り場、

春らしい明るい色遣いのニットなどに惹かれて、思わず手に取ると

「こちら梅春物です」なんて、言われたりしますよね。

あの「梅春」。

冬と春のまんなかの季節。

雪景色の中で春をほのかに予感する喜びがあふれています。

桜咲く本物の春にはまだ遠いけれど、

もうすぐ小さな梅の花がほころぶはずだよ。

寒さのなかで温もりを探そうとする繊細な季節感が生み出した

美しい二文字の言葉「梅春」。

こうして書くだけでほんわかと心が浮き立ちます。

着物と和菓子とネイルって、とても似ているような気がします。

実際よりも少し先取りした季節感がお洒落。

本物の桜が咲く前に

和菓子屋さんには桜餅が並び、

着物美人は桜柄の帯やお召し物を身につけ、

ネイル女子の爪は桜色に染められる。

リアルな季節がお洒落に追いついてくれるのをはんなりと待つ。

これこそ装いの醍醐味かもしれません。

新春の喜びを先取りした梅春ネイルで

さあ、お年越しとお正月のお料理の準備であります。

爪の先に春を予感しながら、泥つきのごぼうをこそげる。

梅春のピンクと大地の土色もなかなかお似合い。

ネイルしてたって、この手、けっこう働けますから(笑)。

今年最後の料理番、頑張ります~。

(写真は)

梅春や 爪の先ほどの 幸せよ

        詠み人知らず(笑)