おおらか大賞

2014年の「流行語大賞」が決まりました。

「ダメよ~ダメダメ」と「集団的自衛権」のふたつ。

日本エレキテル連合のインパクト強いヴィジュアルの前者と

「受賞者辞退」で授賞式に姿を見せなかった後者と

いろんな意味で対照的なことばですね~。

けさのめざましテレビの「よく使ったのはどっち?」との調査でも

「ダメよ~」は95%の圧倒的使用率に対し、「集団的自衛権」は5%。

子供から大人まで浸透したのはやはり「ダメよ~」の方でした。

囲碁のとき「だめだ~だめだめ」ってとっくに使っていたというおじいちゃんや

4歳の息子に「結婚して~」と言われたママが

「ダメよ~ダメダメ」って返したり、

ほほえましい使用例がいっぱいありました。

このことば、日本語の新たな否定表現になるかも。

本来のシチュエーションはベタな男女関係のやりとり(笑)ですが、

世間で流行していく間にその表現粋は大きく羽ばたいています。

「ダメよ」といいながら、どこかで相手を許し、受け入れる大らかさ。

もっと早く流行ってくれればなぁ、なんてちょっと思ったりする。

先日、たまたま見た昔の家族旅行のホームビデオ、

楽しそうなシーンの連続に懐かしい思い出が溢れましたが、同時に、

その音声からまるで念仏のように母である私のお小言がこぼれてくる(笑)。

おサルさんのようにイタズラし、ちょっかいを出し、ちょこまか動き回る息子に

「ねえ、ちょっと、もうやめて」「そこは座るところ、走らない」

「もう、ふざけないの」etcetc・・・。

それは「躾け」というより、もはや「調教」に近く(笑)、

女きょうだいで育った私には「男の子」という生き物は理解不能でもあり、

その苦難の調教の歴史がホームビデオの音声に刻まれていたのでした。

もし、あの頃に、この言葉があったら。

生真面目な母親が子供をきちんとさせなくちゃとつい強い口調で叱りそうな時も、

「ダメよ~、ダメダメ」とおおらかなユーモアにくるんで伝えていたら

もう少し肩の力が抜けた子育てができたのかもなぁ~なんて思ったり。

「ダメ!」という否定の言葉は相手にも、発した自分にも、

けっこうな心のダメージがあったりするんだよね。

「私が叱らないで誰が叱る」という親としての使命感と

「ああ、また叱っちゃった」という自己嫌悪の行ったり来たり。

人一人育てるってさ、大変だよね、みんな思い当たるよね。

相手を許し、まるごと受け入れる「ダメよ~ダメダメ」。

懐の大きな、新しい日本語表現。おおらか大賞を差し上げたい。

子育て中のママを救ってくれる魔法のことば。

ほらほら、水たまりばかり選んで走らない。

ダメよ~ダメダメ。

雨上がりのお散歩も、楽しくなりそうだ。

(写真は)

爪に灯をともす・・・んじゃなくって(笑)

爪に光を灯したクリスマスネイル♪

小さなクリスマスツリーが指先に、ね?

てっぺんのお星さまの色がみんな違うの。

爪の先にクリスマスがやってきた。

それだけで、なんだか、幸せ。