離島ドライブ
9月の沖縄で「ちいさな秋」をさがす旅。
真っ青な空にぽっかり浮かぶ夏の雲に誘われて、
まずは那覇から本島北部まで沖縄自動車道を一直線にドライブです。
本部半島の付け根の名護の街なかで
名護のシンボル「ひんぷんガジュマル」と
沖縄で唯一、戦前の姿を残す赤瓦の泡盛工場「津嘉山酒造所」で
偶然にして幸運な忘れ難い出会いができました。
戦火をくぐりぬけてきた赤瓦と黒麹のお屋敷に別れを告げて、
さあ、最高気温33度の初秋ドライブの再開です。
名護は日本一早いお花見で有名な緋寒桜の名所、
野球ファンにとってはわがファイターズのキャンプ地、
そして、本当随一の観光スポット「美ら海水族館」へのドライブ拠点です。
「津嘉山酒造所」のある細いスージグワ(筋道)から大通りを抜け、
海沿いの国道58号線(通称ゴッパチ)に入ると、予想通りの大渋滞。
北部へ物資を運ぶ大型トラックと「わ」ナンバーの小型レンタカーが数珠つなぎ。
われもわれもジンベエザメやマンタに会おうと
「美ら海水族館」を目指しているのです。
確かに目も覚めるような美ら海が左手に続くこの道は魅力的ですが、
水族館は以前に堪能したので、
今回は潔く本部半島の付け根を横断して今帰仁に抜けるルートを選択。
目的は「車で行く離島めぐり」であります。
実は本島には絶景の橋でつながった小さな島がたくさんあるのですよ。
きょうは沖縄ならではの「離島ドライブ」に絶好のお天気。
どこまでも青い空と海が融け合う中に車を走らせてみましょう。
いざ、ウチナーンチュも「北部の美ら海は別格」と絶賛する古宇利島へ。
今帰仁城跡を過ぎてしばらくいくと道路標識に「屋我地島」の文字が。
さあ、ここから初秋の「離島ドライブ」の始まりです。
海の上をぴょんぴょんと飛び越えるような橋を渡り、
道なりに車を走らせていくと、両側に一面のサトウキビ畑が見えてきました。
ざわわ、ざわわと今日は緑の葉っぱが嬉しそうに風に揺れています。
既に車は本部半島から小さな離島「屋我地島」に入りました。
緩やかな傾斜地も無駄なく畑にする島の暮らしが伺えます。
屋我地島に入ってほどなく前方に美しい橋が現われました。
まさに海に向かって一直線にダイブするかのよう。
北部の絶景ドライブスポット「古宇利大橋」です。
うわぁ~~~~!
エネメラルドブルーの東シナ海のど真ん中に真っ直ぐ道路が伸びています。
美しすぎる海に向かって車ごと飛び込んでいくみたい。
これは、オキナワン・キーウェスト。
右を見ても左を見てもどこを向いてもブルーな美ら海しか目に入らない。
まるで大海原の上に浮かんでいるかのようです。
この瞬間、プロポーズされたら、誰でも「YES!」と言っちゃいそう(笑)。
古宇利大橋、「告白ドライブ」にもおすすめです。
夢見心地で古宇利大橋を渡りきると、
小さなお店や海の家や民家がぽつぽつと佇むのどかな雰囲気。
本島とは地続きなのに、海の色もまるで違う。
手つかずでワイルドな自然が広がる古宇利島にあっという間に到着です。
車で渡れる離島の海、沖のサンゴも透けて見える人気ビーチへ向かいましょう。
島内一周しても5分程度の小さな小さな古宇利島に
今、日本中から、女子が押し寄せるビーチがあるのです。
そう、「嵐」の「ハートロック」です。
JALのCMで嵐の5人が感動していた、あのハート型の岩。
通称「ハートロック」があるのがこの古宇利島のティーヌ浜。
橋を渡って左手に海を見ながら、島の細い一本道を走っていくと、
うっかり見落としそうな小さな小さな手書きの「ハート岩」の看板が。
車一台がやっとの畦道のような小道を海へと下っていくと、
あ~ら、びっくり、ここは湘南海岸?若い人々で大にぎわいの空間が出現。
地面をならしただけのいかにも急ごしらえっぽい駐車場には
「わ」ナンバーがずらり。
海に入らずハート岩を一瞬見るだけにとめても駐車料金は500円。
嵐の経済効果、恐るべし(笑)。
拝観料500円(笑)を払って、車をとめ、
手書きの矢印に従ってビーチへと細い道を歩きます。
けっこう険しい断崖の小道を用心して降りていくと・・・
きゃ~♪ ス・テ・キ~☆
エメラルドブルーの海に、二つのハートが、ぽっかりと。
荒々しい岩が長い長い時間、この美しい東シナ海の波に洗われて
こんなキュートなハート型になったのです。
沖縄の自然が生み出した何とも女子心いっぱいの地球のオブジェ。
乙女でなくても、乙女心がキュンキュンします(笑)。
ふたつ仲良く並んだハートロックは
見る角度を変えると、ぴったりひとつのハートに重なります。
「僕たちも、ハートロックみたいに、心を一つに生きていこうね」
なんて、キャー、照れる~(笑)。
さっきの海を渡る古宇利大橋で告白し、
ティーヌ浜のハートロックで永遠の愛を誓う。
いやはや、これは最強の恋愛成就ドライブコースではなかろうか。
若人よ、来たれ、美ら海離島ドライブへ。
下手な婚活パーティーより、勝率は高そうである。
ハートがいっぱいのティーヌ浜につながる、
もうひとつの美しいビーチがトケイ浜。
長年かけて波や海流に削られて、岩盤にぽっかり開いた丸い穴、
「ポット・ホール」が見られます。
空洞を望遠鏡代わりに透明ブルーの海を眺めるのも素敵。
5月から8月の早朝にはかなりの確率でウミガメの産卵が目撃できるとか。
用心深いウミガメ母さんがやってくるのですから
それだけ静かできれいな砂浜だということですね。
那覇から半日ドライブで
透明度ピカイチのひときわ鮮やかブルーの離島の海に行ける。
プロポーズや告白の予定がなくても
おすすめの「わ」ナンバー・ドライブコースですよ~。
そういえば・・・お腹すいたな~。
「ひんぷんガジュマル」→「津嘉山酒造所」→「古宇利島」と
ほぼノンストップで回ってきて、気がついたらお昼も食べていなかった。
さあて、遅いランチはどこにしようか。
風の向くまま、食欲の向くまま、
気分しだいの「ちいさな秋」探しの沖縄旅。
きょうのランチはやんばるの森カフェにしましょう。
旅の相棒、可愛いナビちゃん、よろしくね♪
(写真は)
車で渡れる沖縄離島「古宇利島」の
最強の恋愛スポット「ハートロック」。
地球と長い時間が生み出した愛のオブジェ。
恋のお願いも成就しそう♪

