森と小鳥とローズヒップ

涼しく爽やかな夏の北海道に帰省していた息子が

通う大学のある街へと帰って行きました。

新千歳空港まで彼を見送った帰り、また元の夫婦二人きりとなった私たちは

真っ青な空に誘われて、ちょっと遠回り、

しばしのドライブを楽しみました。

高速には乗らず支笏湖をめざして車を走らせます。

夏の終わりの緑が鮮やかな木々のトンネルが実に美しい。

絶好のドライブロードと並行して流れるのは清らかな千歳川です。

その清冽な川のほとりに素敵なガーデンカフェを発見。

オーナーが長年かけて手作りしたガーデン「MEON農園」内に

今年の春、緑のお庭を眺めながら食事を楽しめるカフェがオープン、

「MEON Ethaical Kitchen」です。

うっかり見落としそうなアンティークの看板を頼りに森へ伸びる一本道へ。

ほどなく右手に緑に囲まれた素敵なコテージが見えました。

まるでイギリス湖水地方、コッツウォルズあたりのガーデンのよう。

その草陰からひょっこりピーター・ラビットが顔を出しそうな佇まいです。

聞こえてくるのは夏の終わりを謳歌する小鳥たちのさえずりだけ。

この完璧なシチュエーションには

女子は200%ノックアウト、おじさんである夫も感動(笑)、

ここでお茶するためだけにドライブする価値ありであります。

イギリスの田園風景から抜け出てきたようなコテージ、

お庭に向かって一面ガラス貼りのカウンダー席も素敵ですが、

迷わずお外のテラス席に。

自然の森を活かしてこつこつと長い時間をかけて手作りされた

イングリッシュガーデンの素晴らしいこと。

テラス席のそばには涼しげな水路が設けられて、

アンティークの鳥やカエルのオブジェが癒しの演出をしてくれます。

ランチは薪の石窯で焼くピザか自家製ピタパンと

温かいじゃがいものスープに

近郊で採れる減農薬野菜をたっぷり盛り込まれたプレート。

そしてドリンクは、爽やかな青空の下、

いつもならグビグビと冷たいビールとなるところですが、

こんなお洒落な空間で「グビグビ、プハァ~!」は似合わない(笑)。

女子力あげてくれそうなローズヒップティーにしました。

水路の向こうの大きな木には色とりどりの小鳥たちが行ったり来たり。

見ると手作りの開放的な鳥籠がしつらえてあって、

その小さなあずまやに出たり入ったりして遊んでいるのでした。

酸っぱさが魅力のローズピンクのお茶をいただきながら、

しばし森の時間に身も心もゆだねる夏の終わりの週末。

森と小鳥とローズヒップが

日々の忙しさと緊張を忘れさせてくれます。

目の前の夫は目を開けながらも表情はお昼寝モード(笑)。

夢のようなガーデンカフェで夫婦二人爆睡しそうであります。

おお、いかんいかん、眠気覚ましにガーデンをお散歩しましょう。

夏の終わりと秋の訪れを予感させるお庭は

背の高い緑の葉っぱや穂が爽やかな風が吹くたびに

気持ちよさそうにさわさわと癒しの音色を奏でます。

自然のままに手をかけていないように思わせるイングリッシュガーデンこそ、

実はどれだけ丹精こめてお世話されていることでしょう。

庭を作った人の深い愛情が伝わってくる見事なお庭であります。

赤トンボとモンシロチョウが仲良く飛ぶ秋隣のガーデン。

週末あたり、腕時計もはずして、ドライブしてみませんか。

森+小鳥+ローズヒップ=極上リラックス。

天国は札幌から小一時間のところにありました♪

(写真は)

森カフェにて。

白いパラソルの下、緑の匂いに包まれて。

何だか急に優しい人になった気分(笑)