天と地と

焼きたてのパンと野菜と女ともだちがいれば、

3時間なんてあっという間。

ご近所のパンカフェで久しぶりに会った年下友人とのランチ、

楽しいお喋りの間は不思議に時間が止まちゃう。

これは女性たちの得意技、男性にはできないでしょう(笑)。

仕事の近況から最新ニュース、食べ物話まで総合雑誌ばりに

話題が次から次へと移りながらも、

クロワッサンやオレンジパン、フォカッチャにバゲットなどなど

焼きたての湯気がほかほかのぼるパンを頬張るのは忘れない。

同時に目の前のサラダやラタトゥイユ、冷たいヴィシソワーズも

きれいに順調に平らげられていく。

昼時のパンカフェ、女の唇は、実によく動く。

「へ~、そ~なんだぁ、やってみようっと」。

ただ喋り食べているわけではありません。

女たちのランチには必ず実益があります。

今回の収穫は野菜のエネルギーを美味しく食べるコツ。

野菜の専門家の講演会で彼女が聞いた話によれば、

野菜は葉野菜のように天に向かって伸びる野菜と、

根菜類のように地に向かって伸びる野菜があって、

その天と地に向かうエネルギーを上手に取り入れるのがおすすめとか。

じゃがいもやきのこや玉ねぎやピーマンなどの野菜たちを

お鍋の一番下には地の野菜を敷いて順々に天の野菜を重ねていき、

ほんの少しの塩をふって、じっくり蒸し煮すると

野菜の天地の旨さがじんわり沁みる「野菜の素」に。

これをサラダにしたりお味噌汁の具にしたり、

オムレツにしたり、トマトで味つけたり、

カレーやスパイスでエスニック風にしたり、

色々なお料理に応用できるすぐれもの常備菜になるそうです。

野菜たちのエネルギーがお鍋の中でそのまま生かされる調理法、

聞いているだけで、もう美味しそう。

うちのル・クルーゼたちがいい仕事してくれそうです。

天に向かう元気な夏野菜と地に向かう根菜たちで試してみようっと。

確かにトーキビやアスパラたちも育ったように立てて保存してあげると

元気でいてくれます。

天と地と。

自然のエネルギーに沿ったお料理の仕方も素敵ですね。

天に向かって伸びようとするエネルギーを

無理やり押さえつけるなんて、しょせん無理な話だったんだよな~。

元気な息子に小言ばかりだった自分の子育て時代を振り返り、

未熟な親としてはちょっと反省してみたり。

まだまだ青い野菜のような息子が夏休みでまもなく帰省します。

家から離れ、地に足をつけ、天に向かってまっとうに伸びているか、

定期点検の夏、であります(笑)。

(写真は)

久しぶりのピンクネイル。

夏も後半戦、

ビビッドなピンクで内なる女子力を総動員するぞ。

まだまだ楽しむぞ。