夏の旨い孤独
札幌に夏が来た!
昨日18日から「さっぽろ大通ビアガーデン」が開幕。
大人たち、とりわけビール好き待望の夏が来ました。
真夏日寸前まで気温も上がり、絶好のビアガーデン日和、
早速、視察してまいりました(笑)。
大通公園の5丁目から11丁目まで1万3千席が用意された会場は
今や国内最大級の巨大ビヤガーデン。
街の真ん中の公園を夏の解放区にしちゃう大らかさが北海道らしい。
私のお気に入りは緑が多い6丁目、
大きな木の下にテーブルが配置されていて、
夏の緑が心地よい日陰を作ってくれます。
夕方5時過ぎ、いわゆるハッピーアワーの会場は既に大盛況、
ようやく見つけた席に夫と座り、まずは乾杯!
クィ~!う~ん、旨い!
夏の夕暮れ時、お外で飲むビールは天国の味がする。
湿度の少ないカラッと爽やかな札幌の空気が
更にその旨さを倍増させてくれます。
そこここから聞こえる楽しそうなさざめきもまた夏のBGM。
若者たちや、年齢さまざまな女子会グループ、シニアご夫婦、
席取り先遣隊らしき若手サラリーマンに、
もう仕事早めに切り上げちゃったYシャツ軍団などなど、
まあみなさん、心が開放されたいい笑顔でジョッキを傾けていました。
と、その中に、ひとり泰然と本を広げる御仁が。
しっかりぶ厚いハードカバーの本を読みふけっておられる中年の男性。
周囲の飲んで食べて喋っての喧騒などまったく耳に入らぬような
かなり真剣な読みっぷり。
前の席が空いているので、連れが来るまでの読書なのでしょうが、
雑誌や文庫本でヒマつぶしという軽い風情でないのが印象的です。
盛り上がる夏のビアガーデンのど真ん中で自我の境地を維持するその姿は
「心頭滅却すれば火もまた涼し」的な存在感を放っていました。
相当な集中力をお持ちの御仁とお見受けいたした。
そう言えば、東京の渋谷道玄坂に
夜の6時から開店するブックスカフェがオープンしたそうです。
「森の図書室」と名付けられたそのカフェは
お酒など楽しみながら店内の蔵書を読めて貸し出しもしてくれるとか。
確かにひとり静かに家で本を読むのもいいけれど、
人のざわめきの中での読書の魅力も捨てがたい。
大人は時に雑踏の中の孤独を楽しみに行く生き物。
一人旅、一人酒、一人読書。
本当にひとりぽっちになりたいわけじゃない。
わざわざ人のざわめきのなかに身を置いた孤独の味が心地よいのだ。
ほっといてほしいくせに、人の体温は嫌いじゃない。
大人って、めんどくさくて、可愛い生き物。
ビアガーデンの真ん中で本を読む。
悪くない夏の過ごし方かも。
さて、何を読もうか。
(写真は)
孤独よりも、まずはビール(笑)!
夏の大通公園でエキストラコールドを飲む。
木漏れ日すら旨い。
幸せ♪

