いとうさん

雨の月曜日です。

6月の緑がとけこんだ雨粒は清涼な匂い。

こんな月曜日の朝もたまにはいいかな。

本番に向けてちょっとクールダウンしておかないと

身が持たない(笑)。

開幕まであと4日。

日本代表チームもいよいよW杯開催国ブラジルに入りました。

いちやく注目されているのが大会中の拠点となる合宿地イトゥ。

サンパウロから100キロほどのところにあり、

比較的涼しく穏やかな気候で保養地として知られますが、

「イトゥ?・・・・、あれ、なんだか似てない?」てなわけで

日本とブラジルの二つの街の交流も深まっています。

イトゥとイトウ。

静岡県伊東市とブラジルのイトゥ市が

日本代表の合宿地に選定されたことがきっかけでお付き合いが始まり、

先月にはブラジルで交流レセプションも開かれました。

イトゥは日本移民が最初に住みついた街でもあり、

年に一度大きな日本人祭りも行われています。

一方伊東市も温泉が有名な観光地、

どちらも「癒し」が自慢の穏やかな気風の街ということで

W杯は国と国、街と街、人と人を

こうして素敵なご縁でつないでくれるのですね。

ザックジャパンのベースキャンプとなるイトゥの合宿施設は

選手の個室には疲労回復に欠かせないバスタブが設置され、

ジャグジーやプールも完備、タイ式マッサージも受けられ、「癒し」面も完璧。

美しい天然芝のグラウンドが2面もあり、練習環境も文句なし。

イトゥさん、ありがとう。

おっと、天然芝といえば・・・イトウさん、ありがとう、なのでありました。

決勝戦が行われるリオデジャネイロのマラカナンスタジアム。

1950年のブラジル大会の決勝でブラジルがウルグアイに負けた、

あの「マラカナンの悲劇」でも知られる伝説のスタジアムですが、

あれから64年、今大会のために全面改修され、

さらに壮大な夢舞台へと生まれ変わりました。

その目に沁みる美しい緑の天然芝を担当したのがイトウさん、

正確には「イトーグラス」という日系の会社なのです。

ブラジルで使われる芝の9割を生産しているというこの会社、

30数年前に創業者の日系人伊東実さんが

芝育成の技術をブラジルに持ち込み、成功をおさめ、

ブラジル農業の発展に尽くしたとして賞も受賞しています。

そして今回、ブラジル人の魂のスタジアム、マラカナンのピッチに

代表品種のエスメラルダ種が採用されたのです。

リオっ子にとってはブラジル代表になるよりも

マラカナンでプレーする方が夢ともいわれるスタジアムでは

開幕を前に「ITOGRASS」とネーム入りのユニフォームを着たスタッフが

その美しい天然芝を入念に整えていました。

イトゥとイトウ。

2014年ブラジル大会はいとうさんが大活躍。

全国のいとうさん、応援よろしくです。

(写真は)

えっと、「いとうさん」とは何の関係もありませんが、

ザ・ジャパンなインパクトだけで採用(笑)

浅草伝法院通りの「白波五人男」のフィギュア(?)

ま、サムライブルーの衣装も凛々しいということで。

頑張れ、ニッポン。