おみそな日々
きょうは札幌で沖縄気分を味わえそうです。
札幌の予想最高気温は27度、那覇が28度ですから
日中は南国沖縄とほぼ変わらない夏の気温ですね~。
ふふふ、オリオンビールでも買っておこうかな~(笑)。
今年はエルニーニョの影響で冷夏が心配されていますが、
どうか、このまま、きちんと暑い夏がやってきますように。
そうだったんだ~。
八丁味噌の「八丁」は距離のことだったんだ。
名古屋土産のおみやに教わりました。
いくつになっても知らないことってあるものです(私だけ?笑)。
天明2年(1782年)創業の備前屋名物「八丁味噌せんべい」の箱に
その由来が記されていました。
約350年前から岡崎八丁村では
3年かけて醸造される独特の豆味噌が作られていました。
その村は岡崎城から八丁(約900m)西に位置したことから名づけられ、
特産の味噌も「八丁味噌」と呼ばれるようになったとか。
名古屋人には常識かもしれませんが、道産子は知らなんだ。
味噌といえば米や麦から作る地域がほとんですが、
中部地方自慢の豆味噌「八丁味噌」はご当地にとってはソウル味噌。
味噌カツ、味噌おでんに、おみやには味噌せんべい、自然な流れです。
特徴ある香味の八丁味噌に白餡を混ぜて焼き上げた「八丁味噌せんべい」、
ふむふむ、なかなかおつな味でございます。
ほんのり香ばしく焦げた味噌の風味と
優しい甘さの奥にいい感じの味噌の塩分が潜んでいて
なんというか・・・日本昔話的和風クッキーという風情が漂います。
味噌の風味って、妙に懐かしくて、
ふわっとささやかな思い出の情景がいきなりよみがえったりします。
そう、小さな頃、台所でほおばった小さな味噌のおむすびの味。
あれは夕ご飯の前だったのか、後だったのか、
台所で働く母のエプロンにまとわりついていた私に
お釜に残っていたご飯をしゃもじですくいとっていた母が
ぱぱっと小さなおむすびにして、
それに味噌をうすく塗って、「はい」と渡してくれました。
ほんのり温かいごはんにお味噌のほどよいしょっぱさと香り、
ものすごく美味しかったことを覚えています。
鮭やおかかを入れてお塩で握るいつものおむすびとは別物だった。
台所で母にまとわりつきながら口に入れる小さな味噌おにぎりは
ちょっといけない喜びの味がした。
そういえば、育った実家では朝ごはんの納豆も味噌で溶いていたっけ。
刻みネギとほんの少しの味噌を落とし、思いきりかき混ぜた味噌納豆を
炊きたてのご飯にのせて、はふはふ。
旨いんだな~。これが。
お醤油のストレートな旨みとはちょっと違う、
まあるく角のない穏やかな味がした。
納豆には味噌、それが少数派だと知ったのはかなり後になってから(笑)。
今でもたまに食べたくなるなぁ。
刻みネギと味噌納豆ご飯。
あ、もうひとつ思い出した。
「味噌パン」っておやつもあったっけ。
生地に味噌を練り込んだ四角いちょっと固めのパンケーキみたいで
亡き父も好んでよく食べていた記憶がある。
今でもスーパーの懐かしのお菓子コーナーで見かけたりしますが、
江戸時代末期に軍隊用の保存食として全国で作られたとか。
ちょっとウェットな乾パンといえなくもない。
古くは縄文時代からその原型が作られていたともいわれる
歴史ある調味料、味噌。
味噌パン、味噌納豆、味噌せんべい。
どんな食べ物にもほどよい塩気と懐かしさを与えてくれる。
遠い遠い縄文の記憶が刺激されるのだろうか。
おみそな日々を思いつつ、
ちょっとしょっぱ甘い八丁味噌せんべいを齧る。
(写真は)
甘くてしょっぱくて懐かしい
八丁味噌せんべい。
味噌パンはあるけれど、醤油パンはあまりない。
醤油団子はあるけれど、味噌団子はあまりない。
味噌と醤油、ルーツは同じでも
おやつ分野では微妙なすみ分けが成立している(笑)。

