ピカソの夏

あ~、びっくりした。

47年ぶりの五月の真夏日とは。

上空に暖気が入った昨日29日、

日本中で一番気温が上がったのは何と北海道の遠軽と生田原の33.7度。

札幌もお昼には30度を超えて、実に57年ぶりの五月の真夏日となりました。

沖縄気分の気温とは予想しておりましたが、

一足飛びの真夏に気持ちと体がついていけない(笑)。

暑くなりそうとは思ってもまだサンダルは早すぎるかと

素足にフラットシューズを履くあたりが五月の真夏日を物語りますが、

いまのうちに夏サンダルの傾向もチェックしておきますか。

今朝のめざましテレビによれば、

この夏のサンダル注目ポイントは「ソール」。つまり靴底。

足長効果抜群の「厚底」か、それとも歩きやすい「ぺたんこ」、

う~ん、どちらも気になります。

厚底系サンダルはソウル部分がボタニカル柄になっていたりと

この夏はより華やかな気分で楽しめそう。

一方、ぺたんこ系の注目は「エスパドリーユ」。

靴底が麻、ジュートで編まれた南フランス生まれの伝統的シューズ。

ここ数年、日本でもリバイバル人気が高まってきて、

夏の定番シューズになりつつあります。

素足に触れる麻の感触が爽やかで心地よく、

履いた瞬間にオフィスに行く気は薄れ(笑)、バカンスモード一直線になります。

夏の休日はエスパドリーユですよね、ピカソさん♪

この南仏の伝統靴が世界中に知られるようになった立役者が

かのパブロ・ピカソであります。

フランスとスペインにまたがるバスク地方で生まれたエスパドリーユ、

手頃な価格と履きやすい夏用シューズは

20世紀の天才画家が愛用したことで知られています。

半世紀以上も前のピカソの夏ファッションの写真を見て下さい。

ショートパンツにボーダー柄のカットソー、

そしてエスパドリーユのサンダルというスタリングは

実にお洒落で洗練されています。

現代のメンズファション誌のグラビアページに登場させたい完成度。

夏のショートパンツ姿のお手本はピカソ。

天才画家のファッションセンスは、やはり天才的だった。

この夏、お洒落感度の高いメンズファッションショップを覗けば

イケメンスタッフのほとんどがショートパンツを素敵に着こなしています。

すべすべしたおみ足は完璧にお手入れされていて女子も脱毛、いや、脱帽。

軽めの夏ジャケットに合わせたこなれた日本男児の着こなしっぷりを

元祖ピカソさんにもぜひ見てもらいたいものですが、

90年代以降、安価なバングラデシュ製が出回ったりと人気が低迷していた

本場エスパドリーユの窮地を救ったのはアジア市場だとか。

デザイン性の高いエスパドリーユなど品質にこだわった工房が登場、

ファション消費力著しい東京などアジア市場で

リゾート気分満載のメイドインフランスが大人気となり、

一時はフランスから消えかけていた伝統靴が蘇ったのです。

ピカソもほっと一安心?

時ならぬ5月の夏はここしばらく続き、きょうも暑くなりそう。

ピカソが愛した素足の感触、エスパドリーユ。

この夏、リスペクトをこめて、探してみましょうか。

おっと、素足のお手入れも、忘れずに(笑)。

(写真は)

完璧なオムレツは

江戸散歩で宿泊したホテルの朝食の一場面ですが、

オムレツ、ボーダー、エスパドリーユ、冷えたシャンパン・・・

五月の夏を楽しむ極楽アイテム。

目をつぶれば自宅ベランダも南仏に

ピカソのバカンス気分に浸れます♪