白い幸福
たった今、気づきました。
この「野宮ブログ」がスタートしたのがちょうど1年前の2013年4月15日。
きょうが1歳のお誕生日でした。
春夏秋冬、ご縁あってこのブログをお読み頂いたすべての皆様に
心からの感謝を申し上げます。ありがとうざいました。
気持ちも新たにまたこつこつ、こつこつ、
日々の発見や思いを綴っていこうと思いを新たにしております。
これからもまたまたよろしくお願いいたします。
で、ブログ満1歳のお誕生日のテーマは「牛乳」。
瓶入り牛乳、三角パック、紙パック、給食の牛乳はこのどれでしたか?
今朝のめざましテレビが10~20代の若者に調査したところ、
瓶が22%、三角パックは0%、紙パックが78%という結果。
ほとんどが200mlサイズの小さな紙パック、
三角パックに至っては、多分、実際には見たこともないという0%。
ですよね~。で、ちょっと自慢したい(笑)。
昭和30年代生まれはこの三つすべてを体験した年代なのであります。
1年生で入学した時の給食は瓶の牛乳、
途中、中学年くらいで三角パックがいきなり登場、
中学の給食では四角い紙パックが主流になっていきました。
瓶、三角パック、紙パック、すべてが「思い出の給食牛乳」。
瓶入りの牛乳が40本以上ぎっり並んだ木製の牛乳ケースの重かったこと。
体の小さな低学年の給食係にとっては重労働。
二人一組になって、お互い目配せして「せ~の、よいしょ!」と
力を合わせて何とか持ち上げたことをよく覚えています。
重たい瓶の牛乳が友達と「協力」することの大切さを教えてくれました。
そののち、ある日突然登場した(ようにしか思えなかった)
三角パックのアバンギャルドなスタイルにはびっくりしました。
中世絵画から一気に現代美術にぶっ飛んだような衝撃。
「牛乳が三角になっちゃった・・・」。
当時は「テトラパック」と呼ばれていて、
室蘭の海岸にはその親分「テトラポット」が
防波堤ブロックとして活躍していた時代。
斬新な三角パック牛乳をやたら細いストローからチューチュー吸いながら、
子供心に何だか大切なものを手離してしまったような心細さを感じたものでした。
牛乳がゴクゴク飲むものから、チューチュー吸い込むものに変わった。
中身は変わっていないのに、「味が変わった」、「いや変わっていない」と
クラスのみんなで騒いだような、気もする。
はるか昔に手離してしまった大切な思い出に再会したのは
ハワイのホノルル、カパフル通りのベーカリーでありました。
既に母親となり、小さな息子を抱っこして訪れたのは
マラサダで有名なお店、「レナーズ」。
今でこそ日本にも出店している超人気店ですが、
当時はロコに愛される地元ベーカリー。
陽気な赤と白のストライプの庇がホノルルの朝日に映えていましたっけ。
「グッモ~ニ~ン♪」ハワイアンを歌うような挨拶のお出迎え。
笑顔120%のおばちゃんたちにプレーンとシナモンを家族分注文、
オーダーしてから揚げてくれるのを待つ間、
鮮やかなデコレーションケーキや
巨大なショートブレッドクッキーなどが並ぶショーケースを眺めていると・・・
その一番端っこの小さな冷蔵ケースに
懐かしの瓶牛乳が並んでいるではありませんか。
キンキンに冷やされているのでしょう、霜のつきっぷりも好ましい。
揚げたてのマラサダにキンキン冷たい瓶牛乳、これは鉄板!
迷わず、家族人数分の瓶牛乳を追加注文、
大きな白い紙箱に入った熱々揚げたてのマラサダを「はふり」と一口、
天国のような食感と優しい甘さに卒倒しそうなところに
冷た~い瓶牛乳を「ゴクゴク」と一気飲み、
美味しさがさらに天国の上に突き抜けていく。
朝のカパフル通り、ワイキキへと向かうロコの通勤の車を眺めながら
あまりの美味しさに突っ立ったまま完食した天上の朝食。
あれは三角パックや紙パックの「チューチュー」では味わえなかったはずだ。
もう10年ほどご無沙汰の赤白ストライプのあのお店。
すっかり日本でも超有名店になりましたが、
今も変わらず小さな冷蔵ケースに瓶牛乳は置いてあるだろうか。
揚げたてを紙にくるんで渡してくれるローカルベーカリーには
瓶の牛乳が一番良く似合う。
チューチュー吸う紙パックならいっそ置かないでほしい。
白い幸福の味が忘れらない、
勝手な勝手な旅人のわがままであります。
(写真は)
ご近所花壇も満開の季節。
「あ、咲いた、カワイイね~」
お母さんとお散歩中の2歳くらいの女の子が
花壇のブロックにへばりつくように
お花の頭をそっと撫でていた。
小さな春のお花と一番近い背丈が真っ先に見つけた春。
お花目線は子供にかなわない♪

