豪快春彼岸

春のお彼岸。

大手を振っておはぎが食べられる甘いもん好きにはたまらない季節。

レギュラーのほかに噂のワイルドなおはぎも買ってみました。

六花亭の「ぶっかけおはぎ」。

10年以上前からお彼岸の時期に登場していたらしいのですが、

今回初めて買ってみました。

こぶりなパッケージに若草色のもち米と柔らかいあんこが

半分つつ仲良くつめられていて、木のヘラがついています。

なるほどなるほど。

この蓬入りのもち米生地にあんこを豪快に「ぶっかけて」食べちゃうわけね。

いちいちあんこでくるむなんて待ってられない(笑)、

あんこ好きの心理をピンポイントでついた発想であります。

保存料など一切使っていないので賞味期限はその日限り。

一応、お彼岸のお供え用に買ったのですが、

レギュラーおはぎにその場を任せてほんの数時間で下げさせていただく。

すんません、ご先祖様。

だって、賞味期限が本日中なもんで(笑)

春の息吹を感じさせる蓬を加えた若草色のもち米ごはんを

木のヘラで銘々皿にそっと掬う。

おお・・・このもちっと感がたまらない。

続いて柔らかい小豆あんをとろりとかける。

おおお・・・本当に柔らかくて滑らかで、7分だてのクリームのよう。

このとろ~りあんこはお上品に「ぶっかけ」て頂くしかありません。

プリンのように小さなスプーンで一口・・・。

ふわっと鼻にぬける蓬の香りと優しい甘さのあんこが口の中で春を奏でる。

普通のおはぎよりももち米一粒一粒の食感がしっかり残っていて、

しかもちょっと強めに利かせた塩加減が絶妙。

お団子ともお餅ともおはぎとも違う、あんこともち米の新しい出会い。

もち米も小豆も昔ながらのおなじみなのに、まるで初対面のように思えてくる。

食材を数学的科学的に分析、再構築する分子料理法のようです。

食の進化は無限。

二人で分けるのにちょうど良い分量も嬉しい。と言いつつ、

夫にはもち米多め、自分にはこっそりあんこ多めに掬う小賢しさ(笑)

ぶっかけおはぎ。

ほとんど満点の春彼岸おやつでありますが、

今後、「あんこ増量」タイプもぜひご検討頂きたい。

秋彼岸には小細工なしで正々堂々と豪快にあんこをぶっかけて食べたいものだ。

あんこ好きは甘い夢を見る。

(写真は)

ご先祖さまの前をほぼ素通りした(笑)

「ぶっかけおはぎ」。

もち米好きの夫は「このご飯だけ売ってほしい」。

ええっと、

「あんこ増量タイプ」と「あんなしタイプ」もご考慮頂ければ(笑)