花咲ちらし

きょうは3月3日、桃の節句。

うちの小さな豆雛さまも今朝はちょっとエヘン顔に見えます。

日本中のお雛さまのご機嫌はいかがでしょうか。

朝からちらし寿司を準備するいい匂いでお目覚めかもしれませんね。

我が家は昨日の日曜日に

ひな祭りイブのサンデー・ブランチ開催。

久~しぶりに、ちらし寿司など作ってみました。

テレビの料理コーナーで紹介していた簡単ちらしのレシピを野宮的アレンジ。

人参、ごぼう、干し椎茸、油揚げを甘辛く煮込んだところに

北海道自慢のぷりぷり帆立を薄く切りさっと加えて、ミディアムレアに。

飯台の寿司飯に具材とミツバと金胡麻を加えてざっと混ぜ合わせて、

ふんわり炒り卵と絹さやと桃色はんぺんで飾って出来上がり。

朝に思いたって、昼前に準備して、午後1時にはカヴァで乾杯してました♪

あれ?重い腰さえ上げれば、ホントに簡単にできちゃった。

「ちらし寿司は手間と時間がかかって・・・」とつい億劫になりがちで、

「ま、うちは娘もいないし」「息子は受験だし」なんて言い訳しながら、

桜餅やひな祭りスイーツだけで桃の節句気分をすませていた昨今。

反省、反省。

ちゃんとお雛祭りしてくるんだった。

ちらし寿司、ちょっと工夫すれば、ハードルはそう高くないんだ。

具材は火の通りの早いフライパンでさっと煮込み、

干椎茸はあらかじめスライスされたタイプだと戻す時間も短縮され、

気の遠くなる(笑)錦糸卵はほろほろふわふわ炒り卵にチェンジ。

旬の魚貝を具材の最後にさっと煮込んで、一緒に混ぜ込む。

いいぞ、このレシピ。

その日に「思いたったらちらし寿司」が、いつでもできるぞ♪

SUSHIは世界の共通語。世界中の人々がお寿司に夢中ですが、

「ちらし寿司」はお家で作るお寿司のナンバーワンであります。

高級すし店の豪華なちらし寿司ももちろん美味ですが、

朝から母さんやばあちゃんがこさえてくれたちらし寿司は

どんなに予約の取れない星つき寿司店でも味わえません。

具材、味つけ、寿司飯の酢加減、飾り付け、

家によって、作る人によって、土地によって、

ひとつとして同じちらし寿司は存在しません。

ウチのちらし寿司は世界一、オンリーワンのナンバーワンなのです。

ちょっと固めに炊いた寿司飯が

木の香りも芳しい飯台の上で具材と合わされ、

きっちり絞った濡れ布巾を被され、ひと休みしているうちに

バラバラだった米粒と具材が、木の香りに癒され、自然に呼吸して、

いつのまにかしっとりふっくら美味しく馴染んでいく魔法の過程。

しっくりこない人間関係も、時がたてば、いつかは馴染めるものなんだなと

ちらし寿司を作りながら人生勉強できたりもする。

外の雪景色をよそに

炒り卵で黄色い菜の花を咲かせ、絹さやの新緑をあしらい、

桃色のはんぺんあられの花を咲かせます。

桃の節句のちらし寿司作りは

花咲かじいさんのお仕事によく似ています。

雪景色に花を咲かせましょう。

さあ、週明け月曜日。

ひな祭りマンデーの始まりです。

心に小さな春の花を。

(写真は)

春を待つ「花咲ちらし」。

金胡麻もちゃんと小さなフライパンで香ばしく炒りました。

手をかけるポイントは、はずさない。

するって~と、出来上がりも、裏切らない(笑)。

帆立をホッキ貝に替えても、海老でも、カニでも美味しそう。

北国に桜咲くまで、また作ろうっと。