くるくるくるくる

まったり過ごす週末の午後。

どれどれお茶でも一服と思ったものの、

あれあれ、何も買い置きのお菓子がないではありませんか。

なければ、我慢・・・しない(笑)、

なければ、作る。

おやつのないお茶時間なんて、淋し過ぎるもん。

てなわけで、

キッチンストッカーをごそごそ、

あったあった、これこれ♪

今こそ作ろう「ちんぴん」、沖縄の黒糖入りクレープであります。

那覇の市場で見つけた「ちんぴんミックス」。

袋の裏面の作り方に従って、いそいそと手作りスタート。

作り方はいたって簡単。

ちんぴんミックスをお水で溶いて、玉杓子8分目くらいをフライパンに丸く流し、

ぷつぷつ表面に小さな気泡ができてきたら、裏返してさっと焼き、

少し冷めたらくるくると巻きこむだけ。

ポイントはただひとつ。

この表面の凸凹、小さなクレーター、おいしい「あばた」であります。

ぷつぷつさせて、くるくる、ぷつぷつ、くるくる、ぷつぷつ、くるくる。

楽しい楽しい♪

あっという間に8枚の「ちんぴん」が出来上がりました。

さんぴん茶を淹れて、

まだほんのり温かい、できたての「ちんぴん」をさっそくパクリ。

う~ん、美味しい♪

しっとりもっちりした優しい食感、黒糖の素朴な甘さ。

何だか泣きたくなるような懐かしい味わいに、胸がきゅんとなる。

大人も一瞬で子供に戻れる魔法のおやつだ。

「ちんぴん」は、アンダンスーを巻きこんだ白い「ぽーぽー」とともに

沖縄の子供の日である「ユッカヌヒー」(四日の日)に必ず作ったお菓子で、

一応、黒糖入りが「ちんぴん」、白いのが「ポーポー」というのが定説ですが、

実は逆の説も存在したり、

那覇では「ちんぴん」のことを

「サーターポーポー」「クルポーポー」と呼んでいたという説もあり、

「ちんぴん」と「ぽーぽー」に関しては、白か黒か?諸説入り混じり、

ちょっと思考回路がくるくるしてしまうお菓子でもあります(笑)

「ちんぴんミックス」の原材料を見ると

小麦粉・餅粉・黒糖・ベーキングパウダーと実にシンプル、混じりっけなし。

「母ちゃん、なんかな~い?」

お腹をすかせた子供にせがまれても、台所にある材料ですぐできる。

粉を溶いて焼いただけなのに、くるくるくるくる、するだけで、

「わ~い、ちんぴんだ~!」

歓声がわき上がるみんなが大好きなおやつに変身する。

くるくる巻いてあるから、もみじのような小さな手でも食べやすい。

どこまでも優しい魔法のおやつだ。

くるくるは

美味しくなる魔法の呪文。

(写真は)

春の「ちんぴん」ティータイム。

ついつい「もう一本」と手が伸びる魔力をもったおやつでもある(笑)

カロリーなんて、なんくるないさぁ~。

いっぱいおあがり。