バビロニアな午後
ちょっと遅めのランチには
ホットサンドなどが好ましい。
ほっこり温かいサンドイッチはぺこぺこのお腹を慰めてくれ、
夕ご飯に邪魔にならない軽さもありがたい。
で、昨日の遅ランチは「かぼちゃと生ハムのホットサンド」。
ほんのり甘いかぼちゃサラダに生ハムの塩気が美味しいアクセント。
生ハムって、本当にいい仕事をしてくれます。
シンプルなサラダやパスタに薄紅色の生ハムをひらりとかぶせるだけで
見た目も味も確実にランクアップします。
熟成された塩味の美味しさに古代の人々は気づいていました。
生ハムの起源は紀元前7000年頃とも言われています。
豚が家畜として飼育され始めたその頃には効率的な保存食として
肉を燻煙、塩蔵する生ハム的なものが作られていたと考えられ、
紀元前3500年ごろのバビロニアやエジプトに
生ハムが生まれたと言われています。
午後のカフェで頂くホットサンドの生ハムは古代バビロニアにつながっていた。
すでにパンも焼かれていましたから、
昼を食べそこなったバビロニア人も古代の市場のカフェあたりで
生ハムをはさんだサンドイッチを食べていたのかもしれません。
「美味しい」感覚は軽々と世紀を超えています。
3600年ほど前のバビロニアから出土した世界最古とされるレシピの文献には
すでにタマネギ、ニンニクが使われていることや、
レタスやカブ、かぼちゃも好まれて食べられていた食材であることが
書かれていたそうです。
「かぼちゃと生ハムのホットサンド」は
古代バビロニアでも食べられていた可能性がますます高い(笑)
食べ物を美味しく大切に保存するために
人間の食いしん坊の知恵が生み出した、ちょっとしょっぱい美味しいもの。
古代バビロニアでは生ハムが生まれ、
北海道の豊かな海と厳しい自然は新巻き鮭を作りだしました。
どちらも春を待ち焦がれるような薄紅色したちょっとしょっぱい美味しいもの。
会ったこともない古代バビロニアの人たちが何だかとっても身近に感じる、
そんなほっこりした午後のカフェ。
たまには、こんな遅いランチもいいものです。
(写真は)
いくらなんでもバビロニアのカフェには
お絵描きカプチーノはなかっただろうな~。
ウサギの笑顔を崩さないようにカプチーノをすする。
ちょっと精神統一が必要なカフェタイム(笑)

