2014年☆あけましておめでとうございます

2014年。

新しい年が始まりました。

あけましておめでとうございます。

今年も野宮ブログをよろしくお願いいたします。

札幌は穏やかな元旦を迎えました。

真っ白な雪景色がさらに清々しさをたたえています。

年の初めのこのピュアな気持ちを忘れずに

1日1日大切に自分なりに歩いていこうと思いました。

さあ、若水を汲んで、キッチンへ。

初台所仕事から新年はスタートです。

元日の朝は我が家伝統の二刀流お雑煮で始まります。

新潟出身の夫の実家の風習?らしく、かなりユニークなお雑煮。

お醤油味のお雑煮と小豆のお汁粉と

一人で二つのお碗を同時にいただくのです。

しょっぱいの食べて、甘いの食べて、しょっぱいの食べて・・・

美味しくも危険な(笑)エンドレス。

結婚当初は「へ?一人で二つのお碗?甘いのとしょっぱいの?」

何度も聞き返し、確認し、恐る恐る作り、半信半疑で食べたものですが、

これが、ハマる。

塩羊羹、塩キャラメル、塩ちんすこう、塩バニラなどなど「塩スイーツ」の原点。

甘いのとしょっぱいのを同時に摂取すると脳が激しく快感を覚えるのか。

結婚20年、もうお雑煮は

甘いとしょっぱいのと二つ食べないとダメな体になってしまいました(笑)

お醤油味は夫から取材した(笑)新潟の(実家の)作り方を野宮アレンジ。

京芋、大根、京人参は拍子木に切って、ゴボウはささがき、

かつお節と昆布で丁寧にとったおだしに、

野菜と鶏肉を塩鮭を入れて、醤油、味醂、酒、塩で味つけ。

お餅は水からゆっくりゆでて、お湯がゆらっときたら火を止めて、

じんわり柔らかくしたら、一人に二つのお碗を用意。

一つにはお醤油味のおつゆをはって、三つ葉と柚子といくらをトッピング、

もうひとつには自家製の小豆のあんこをたっぷり。

「特製甘辛二刀流お雑煮」の出来上がりです。

そして今年はさらにヴァージョンアップ。

年末に那覇の市場で仕入れた沖縄食材が新加入。

京人参のかわりに黄色がきれいな島にんじん、

お芋は今が旬の金武町特産の田芋、

おだしもカビをつけない血合抜きの沖縄のかつお節でとりました。

鮭と昆布は北海道、お餅は新潟の杵つき餅。

ひとつのお碗の中にご縁のある土地の味が仲良くちゃんぷるー。

それぞれの美味しさがまぁ~るく輪になって、

それはそれは幸せな味がしました。

現代社会は情報やモノのネットワークが日本全国すみずみまで行きわたり、

どの街も普段の暮らしの中で地域性を強く感じることは少なくなりましたが、

お正月だけは違います。

北海道、京都、新潟、沖縄・・・

お雑煮のお碗の中にそれぞれの故郷や

魅力に惹かれて何度も旅した街の味が溶けこんでいます。

おだしも昆布やかつお節だけでとるよりも二つ合わせた方が奥深い味になる。

お味噌汁も特徴の違う合わせ味噌にするとぐんと美味しい。

土地の味はそれぞれ違うから面白い。

人間もひとりひとり違うから面白い。

差異を受け入れ、尊重し、味わえる。

そういう人を、大人と言うのだろう。

2014年。

生物学的にはいい大人ですが、

本当の大人に近づきたい。

年の初めの願い事であります。

皆さまにとって

幸多き一年でありますように。

(写真は)

特製甘辛二刀流お雑煮。

ちなみにお碗は琉球漆器と奥州平泉の秀衡椀。

華やかな琉球王朝文化を偲ばせる華奢なお椀と

北国の風雪に耐えぬいたどっしりとした風格のお碗。

みちのくも何度も旅した大好きな土地。

どんなお正月を迎えているのだろう。