アウェイワンピ

「今日、この時間帯しかない!」

師走の合間を縫って、美容室に駆け込んだのは昨日の夕方。

クリスマスと年末年始はすっきり迎えたい。

ネイルに美容室にコスメの補充と女子のスケジュールは一杯なのです。

ほっと鏡の前に座り、広げる女性誌は新年1月号、

「夫の実家、帰省ファッションはこれでキマり♪」なんて

いまどきのリアルな特集テーマには感心します。

夫の実家。

「いいのよ、○○子さん、ゆっくり座ってて~」なんてお母さまに言われても

その言葉を額面通りに受け取ってはいけません。

かといって「お母さま、お手伝いします!」と真っ白いエプロンつけて

あまりいい嫁ぶるのも痛い。

ど~する?いまどきの嫁の帰省ファッション。

鉄板はジャージーニットのワンピ。

たたんでもしわにならない、動きやすくてお手伝いも楽ちん、

タイツやアクセを変えたり、カーディガンやジャケットを合わせれば

カジュアルにもお洒落着にもなる。

お母さまとの年末の買い出しにも、初詣にも、新年のお客様のおもてなしにも

1枚で幾通りにも対応できる便利アイテム。

「夫の実家」という「超アウェイな(笑)環境」でも私らしくいられるワンピ。

これから年末にかけて、ある意味売れ筋アイテムかもしれません。

家族そろって家の中にいる時間が長い年末年始、

いつも忙しい女の人がホームファッションをまとう姿は新鮮な魅力があります。

そういえばずっと働いていた母も年中バタバタ忙しく、

刺繍入りの白いエプロンをつけているような主婦ではありませんでしたが、

私が幼いころのお正月には

よくウールの着物に真っ白い割烹着をつけていたものでした。

「お母さんが、お母さんみたいだ」。

森光子か八千草薫か池内淳子か、

テレビドラマの中のお母さんのような着物姿は

子供心に新鮮で、ちょっとまぶしく、ちょっと誇らしかった。

お正月にはちょっと時間をかけて着物を着る。

市井の人々のそんなハレの姿。

もう、向田邦子ドラマの中にしか存在しないのでしょうか。

ユニクロのフリース姿で雑煮作る我。

「向田邦子ドラマには、出られないな~。

そうそう、祝箸も買っておかなくちゃ・・・」

頭の中で年末スケジュールを洗いだしながら美容室を後にする私に

「今年一年ありがとうございました。

どうぞ、良いお年を」

若い男子スタッフが笑顔で声をかけ送り出してくれました。

良いお年を。

あっという間にそんな挨拶が聞かれる年の瀬がやってきました。

今年もあと12日。

(写真は)

今度のお正月は沖縄のかまぼこで迎えようか。

那覇の市場のかまぼこ屋さん。

紅白の大きな大きなかまぼこに、

卵が入ったふんわり食感のカステラかまぼこ。

漁港があちこちにある沖縄は新鮮なお魚がたくさん水揚げされ

実はかまぼこの名産地でもある。

かまぼこを買いにちょっと那覇まで。

いいな~。