おふくわけ

ネイルサロンのお喋りとまどろみは昼下がりの極楽。

長年お世話になっているネイリストさんに両手を預けたとたん、

全身のスイッチがオフになります。

まるで洋服を脱いで、露天風呂につかっているような開放感。

普段どれほど、手を酷使しているかよくわかります。

心もおてても緩めてしばしの師走のリラックスタイム。

「もう少し待ってて下さいね♪ 楽しみにしててくださいね♪」

優しいピンクベージュのネイルを施しながら、

ネイリストさんがいたずらっぽく笑います。

先日、生まれて初めて宝くじを買ったそうで、

しかも7億円当ることになっているそうで(笑)

その使い道は完璧に決まっているそうなのだ(笑笑)。

「え~っとですね、まず親ときょうだいと夫の実家にそれなりに分けて、

で、家のローンを完済して、夫婦の老後資金分はよけておいて、

それから田舎の母校にいっぱい本を贈って、

残りはお客さん全員にひとりに10万円ずつお配りしますから、

当選発表は大晦日だけど、手続きに少しかかるんで、来年になりますけど、

楽しみに待ってて下さいね~♪」

「ほんと~?

来年1月に10万円入ってくるんだ~!やった~!」

「そうです、そうです、お福分け♪ お福分け♪」

なんとおめでたい会話だろうか(笑)

旅は計画を立てている時が一番楽しいと言いますが、

宝くじも買って当選発表までの時間が一番楽しい。

7億円入ったら、ああしよう、こうしよう。あれもできる、これもできる。

夢がどこまでも広がっていく幸せな浮遊感。

宝くじの料金はこの時間のハッピーフィーなのかもしれません。

ま、当たれば、もっともっとハッピーですが(笑)

それにしても彼女の7億円プランを聞けば、

自分の取り分は家のローン返済と現実的な老後資金くらいで

後は実に気前よく、親兄弟や故郷の母校やお客さんにまでふるまわれる。

まさに素敵な「お福分け」。

このところ最も気に入っている日本語のひとつであります。

お祝いの品物などを分けて人に贈ること。

「福渡し」などとも呼んだりします。

思いがけず舞いこんだ「福」を人さまに分ける心もちを表す、美しい言葉。

お金の話は時として人の本性がむき出しになることがある。

吝嗇や強欲な表情がひょっこり顔を出すことがないとは言えない。

お金の出所、使い道を追及されて、

都議会で汗をたらたらスーツに滴らせる表情は気持ちの良いものではない。

でもみんなのために気前よく7億円使い切るプランを嬉々として語る彼女の表情は

実に楽しそうで、晴れ晴れとして、清々しくて、

見ているこちらが、10万円もらう前から(笑)、幸せな気持ちになる。

「お福分け」は女っぷりをさらにあげる最高の美溶液でもあるようだ。

夢の7億円プランの話を聞きながら、いつのまにか本物の夢の国へ。

ぐっすり熟睡して目覚めときには

ピンクベージュとパールホワイトを組み合わせた

美しいネイルが出来上がっていました。

それはまるで白い雪の街に咲いた冬の桜。

ほっこり温まった心で私も誰かにお福分け、お福分け。

あなたが笑う。

それだけで、私は幸せ。

☆本日12月17日(火)のUHB「さあ!トークだよ」の

マリアンのスピリチュアルカウンセリング2Daysの2日目、

「不幸な私も、2014年幸せになれますか?」

12星座×12干支=144通りの開運ランキングも発表!

ぜひぜひご覧ください!

トークもお福分け、お福分け♪

(写真は)

那覇の市場の奥の奥。

ディープなローカルゾーンで出会った昔ながらのム―チ―。

赤いお米そのままの色が美しいお餅が包まれていた。

「はい、蒸したて、アチコーコーよ」

手渡されたお餅の温かさ。

これもお福分け、お福分け。