秋の恋

そうでした。

恋は「する」ものではなく、

「落ちる」ものでした。

ちょっと、忘れていました。

昨日11月5日(火)「いいご縁の日」

UHB「さあ!トークだよ」のテーマは「シニアの再婚活事情」でした。

79歳の彼と57歳の彼女、22歳差婚!目前のお二人など

輝く人生の先輩たちの恋心満載のVTRにキュンキュンしていた榊アナと私、

そんな番組エンディングに

ゲストのミステリー作家、東直巳さんがおっしゃった決め台詞です。

「僕はどうも、恋するとか、『する』という動詞が好きではないんです。

だって、恋とは「する」ものじゃなくて、「落ちる」ものでしょ」。

キャー♪素敵♪

年甲斐もなく、20代の榊アナと舞いあがる私(笑)。

そうです。その通りであります。

日本の人口の3人に1人が60歳以上で、

さらにその60歳以上の3人に1人が「独身」。

こんなデータも番組では紹介されました。

人生色々、未婚、離別、死別、さまざまなドラマを経て60代、

気がつけば「おひとりさま人生」はけっこう長いかもしれないのです。

「残りの人生を淡々と何もなく過ごすのではなく、

燦々と輝かせながら、誰かと共に歩きたい」。

シニアの再婚活事情を描いた、11月16日公開の映画「燦々」の冒頭、

吉行和子が演じる70代の主人公がそんな台詞を言っています。

長い介護の末に夫を見送っての一人暮らし。

人生の花道は、ただ淡々と過ぎていく。

ものを食べても、景色を眺めても、テレビを見ても

「美味しいね」「きれいね」「面白いね」、そう語りかける相手がいない。

「そうだね」、答えてくれる相手がいない。

1+1にならない、淋しさ。

このまま、1+0の人生で終わるのだろうか。

この燃える紅葉のように、私も燦々と誰かとともに輝きたい。

人生の秋、再婚活に一歩を踏み出す気持ち。

まだその手前にいますが、ものすごく良くわかります。

「この年で恋なんて」、ではありません。

「この年だからこそ」、恋が大切なのであります。

「秋」は英語で「フォール」

恋に「落ちる」も英語で「フォール」、

綴りは違いますが、奇しくも同じ響きを持っています。

秋は恋の季節なのだ。

名誉も肩書も必要ない。

お互い長い人生を過ごしてきたのですもの、

「素」の自分同士でゆっくり向き合えばいい。

「シニアの婚活は、相手のことを本当に好きにならないと。

会いたくて会いたくて、もっと知りたくて知りたくて、

そんな相手と必ず出会えます。

だから、第一印象はイマイチでも、もう一度会ってみて」。

9歳年上の夫と再婚活成就された60代女性も生電話で語っていました。

恋に落ちるのに、年齢制限はありません。

黄朽葉色の葉が舞う銀杏並木の下で

きょうも秋の恋がひとつ、生まれているかも。

どちらさまも

人生の季節、

燦々と輝かせましょう。

(写真は)

秋の恋、

デートのお昼ごはんにいかが。

石窯で焼かれた「噴火湾のタコとオリーブのピザ」。

薪の炎と、恋の炎。

どちらも晩秋の冷気を優しく暖めてくれる。