微笑みの秘密

海外土産の神髄は話題性にあります。

一個の見慣れない品物が語る未知のストーリーは

ファーストクラスの心の旅に誘ってくれます。

そう、たとえば、

微笑みの国からやってきた小さなカプセルが物語る風景。

タイ取材のお土産に頂いた小さな小さなカプセル。

何でもタイ人の9割は持っているという国民的マストアイテムとか。

見た目は小さなリップクリームのような、眼薬のような。

お・・・す~っとする匂いがする、ミント系の爽やかな香り。

「これはですね、キャップをはずして、こうするんです」。

タイ帰りのスタッフが物慣れた仕草で

いきなり先端を鼻の穴に突っ込んだ!

で、スイ~ッスイ~ッ!思いきり吸い込んで、プハァ~!

あ~すっきり清涼感。

「そうです、これは、鼻フリスク、なんです」。

へぇ~~~~~!

フリスクなど小粒のミント系タブレットは日本でも日常品、

ポケットやカバンの中の常連アイテムですが、

この「鼻フリスク」、

本当にタイの人の9割、ほぼ全員が持ち歩くほどの浸透ぶり。

ビジネスマンや若者はもちろん、

市場や屋台のおばちゃんたちも

「思いきり鼻に突っ込んで、フム!フム!していた」らしい。

物は試し。恐る恐る、人生初「鼻フリスク」に挑戦してみる。

白い容器のキャップをとり、なだらかな円錐形の先端を

・・・鼻の中に入れる・・・が、ちょっとサイズがでかい(笑)

私の決して高くない鼻は相対的に鼻の穴もやや小さめなのか、

かの国の人たちの平均サイズがこれなのか、

とにかく、ちょっとだけ鼻の中に入れて、思いきり息を吸い込む。

おおおおお~!物凄い清涼感!

滝のような勢いで、メントールの心地よい刺激が鼻腔を走り抜ける。

これは、すっきり!

眠気も気だるさも多少の鼻詰まりも吹っ飛んでいきそうだ。

恐るべし、微笑みの国の、「鼻フリスク」。

トムヤムクンに代表されるタイ料理は

甘くて辛くて酸っぱくて香辛料とパクチーの刺激的な香りが混在していて

一言では表現できない複雑な味わいが食べる人を虜にします。

一度食べるとやみつきになる魅力は魔力に近いほど。

鼻腔をダイレクトに刺激する「鼻フリスク」も、

相当、魔力的存在感に満ちています。

メントール好きは、絶対にはまりそう。

暑さもスコールも何のその。

微笑みの国の秘密は、これだったのか(笑)

日本の花粉症の春に、その威力、もういちど試してみよう。

(写真は)

これが「鼻フリスク」の現物。

アメリカのドラッグストアに並んでいそうな外見ですが、

エスニックなタイの文字が確かに確認できる。

タイ土産の定番になる気配濃厚。