丈夫な木

きょうは立冬。

暦の上では冬。

「ちょっと気が早いかな」と思いつつ、

車のBGMはすでに2週間ほど前に

マイケル・ブーブレのクリスマスアルバムにチェンジしていましたが、

さあ、もう堂々とクリスマスシフト解禁です♪

この時季のヘビロテアルバム。

特にオープニングナンバーが大好き。

「It’s beginning to look a lot like Christmas♪」

「クリスマスの季節らしくなってきたよね」とマイケル・ブーブレが歌いだすと、

ああ、今年も素敵な季節の幕開けね♪と

まだ何の予定もなくても、わくわく華やいだ気分になります。

晩秋の街路樹がだんだんとクリスマスツリーに見えてきます。

雪が降る直前の、今の気分にぴったり。

クリスマスの季節らしくなってきたよね。

どのお店にもおもちゃが並んでいて、

男の子たちが欲しいのはカウボーイブーツとおもちゃのピストル、

女の子たちが欲しいのはお喋りするお人形・・・。

そんな歌詞に子供の頃のあのわくわくドキドキ気分を思い出します。

そして同時に鼻の奥に清々しい木の香りが蘇りました。

あの頃、クリスマスツリーは、木の匂いがした。

クリスマスが近づいたある日、

父がどこからか、緑の木を買ってきました。

1mくらいの円錐形をした美しい緑の木は

清冽な香りとほんのり松やにの匂いがしていました。

今思えば、小さなとど松あたりではなかったでしょうか。

「さあ、クリスマスツリーを飾るよ」。

あの頃のツリーは今のようにトイザラスではなく、

市場から担いで買ってくるものだったのですね。

母が押入れから出してきたボール箱の中には

金銀のモールや銀紙を貼ったトナカイや鈴の飾りものが出番を待っていました。

電気コードがやたらと太い電飾も夢の世界へいざなう魔法の小道具。

青い匂いのする緑のツリーに降るのは真綿の雪。

真っ白い綿花をちぎって、あちらこちらにのせていきます。

華やかなオーナメントもLEDライトもなかったけれど、

あの冬のツリーは雪の森の匂いがしました。

いくつになっても、このよく利く鼻が覚えています。

「クリスマスの季節らしくなってきたよね。

どこに行ってもさ。

グランドホテルとあの公園にあるツリーはね、

雪でも育つ丈夫な木なんだ♪」

マイケル・ブーブレがちょいセクシーな声で歌っています。

きょうは立冬。

厳しく長い冬がやってくる。

でも、それはクリスマスが近づいてくる楽しい季節でもあるんだ。

心が華やぐツリーは、美しいだけじゃない。

雪にも耐える丈夫な木なんだ。

真綿の雪をかぶった小さなとど松が教えてくれた。

It’s beginning to look a lot like Christmas♪

(写真は)

SAPPOROの街に

クリスマスの季節を教えてくれるシンボルツリー。

サッポロファクトリーの大きな大きなクリスマスツリー。

幸運にも昨夜お仕事ご一緒したプロのカメラマンさんに

私のスマホで写して頂きました。

「意外と(携帯写真は)苦手だったりするんですよね」と照れながらもパシャ♪

さあ、クリスマスの季節がやってきた。