ふるさと菓子

冬季は糖分が欠かせない。

いつにもまして、やたらと甘いものが恋しくなるところに

連日、嬉しいことに甘いおみやげを立てつづけにいただく。

うふふ。

本日の銘菓は「ままどおる」。

福島競馬のお仕事に行った加藤アナの出張おみやげであります。

寛ちゃん、お疲れさま&ごちそうさま♪

福島と言えば、「ままどおる」。

お菓子好き、郷土菓子好きなら即答の、郡山にある老舗の銘菓です。

バターたっぷりの生地に優しいミルク風味の餡が包まれた洋風饅頭。

小さな子供も食べやすいスティック型もママの愛に溢れています。

「ままどおる」とはスペイン語で「お乳を飲む人」という意味らしく、

黄色い包み紙には幼子を抱くママの絵が描かれています。

美味しそうな焼き色に「mamador」という文字が浮かぶ。

「ままどおる」を口に運ぶ。

ぱくり。

ミルクとバターの香りがふんわり、とろける甘さが口いっぱいに広がる。

体内時計が急速に逆回転し始める。

蘇る遠い遠いあの頃の母の温もり。

・・・おかあさぁ~ん・・・

誰もがそう泣きだしたくなるようなお饅頭だ。

「ままどおる」。

近頃、涙線がゆるんできた方はご用心されたい郷土菓子であります(笑)

竹流し

さなづら

小法師

おきつねはん

むらすずめ

薄氷

それぞれの郷土が育んだお菓子の名前は

どこまでも懐かしく、優しく、美しい。

京都のつばらつばらも福島のままどおるも

小さなお菓子がその土地の歴史や風土、人々の思いを伝えてくれる。

郷土のお菓子は何気なく食べてしまってはもったいない。

その名前、あの味が生まれた背景や歴史をたどっていくと

思わぬ物語にでくわしたり、謎解きのような楽しさがあります。

誰かの出張土産。

家族の旅の土産。

ごちそうさん、と紙ごみにする前に、ちょっと目を留めてみましょう。

お菓子の名前、由来を記した栞、包まれている箱、包み紙。

どれもが胸を張って故郷を雄弁に物語っています。

お土産の郷土菓子。

探偵きどりで探ってみるのも楽しいおやつ時間であります。

さて、次は、どこからやってくるかな(笑)

(写真は)

これが福島の代表選手「ままどおる」

創業60年の比較的新しい郷土菓子ですが、

県外では売っていないので、福島のお土産の鉄板菓子。

雪深い会津には「小法師」という愛らしい郷土菓子もあります。

400年以上続く新年明けの十日市で売られる

起き上がり小法師を模したあんこのお菓子。

6個入りの小箱を開けるとひとつだけ、

お菓子のかわりに起き上がり小法師が入ってるとか。

会津の人々の優しさが心に沁みる。