ちょっとひと花

「ちょっと一杯」は2時間弱。

長い?短い?妥当?

シチズンホールディングスが実施した現代人の時間感覚に関する調査。

上司から「ちょっと一杯」と言われてどれくらいの時間を思い浮かべるか?

結果は「2時間弱」と答えた人が最も多く、

「1時間」、「1時間半」と続き、平均は「1時間38分」、

ちなみに06年の調査では「1時間18分」でした。

いわゆる「飲みにケーション」の機会もひところに比べて減ってきましたが、

その分、一回の時間が長くなっているのでは、との分析です。

「ちょっと一杯どうだ?」「あ、は、はい、いいっすねぇ~」と答えながら

ざっと2時間、息抜きと思うか、我慢と思うか(笑)上司のタイプにもよる。

さっと切り上げてくれるタイプか、長っ尻タイプ、もしくははしご酒系上司かで

「ちょっと一杯」の時間はかなり違ってきます。

上司の懐具合も無関係ではありませんから

「ちょっと一杯」と「アベノミクス」の相関関係も興味深い。

サラリーマンの「ちょっと一杯」には微妙な力関係、懐関係が見え隠れしますが、

女性の「ちょっと(お茶でも)一杯」はどうでしょう。

ご近所の奥さんと玄関前で軽い世間話をかわしていると、

「そうそう、美味しいお菓子もらったのよ、お茶でも一杯、寄ってかない?」

この場合の「ちょっと一杯」は、まあ30分というところでしょうか。

「あら、じゃあ遠慮なく」(いそいそ)

「どうぞどうぞ~。でね、そういえばね、この間ね」・・・

ちょっと一杯のお茶が、2杯3杯、話に花が咲き、お茶のおかわりが増えていく。

「ひと花」30分として、3つの花が咲けば、

「ちょっと(お茶でも)一杯」が2時間コース。

夕餉の時を示す壁の時計を見て「あらら、大変、もうこんな時間」。

「ちょっとひと花」をようやく切り上げるのでした。

外は木枯らし。

街路樹もすっかり木の葉を落として寒そうに震える季節ですが、

お茶とおいしいお菓子と気兼ねない話し相手がいれば、

女はいつでも「ひと花」咲かせることができます。

少しのお酒とおいしくヘルシーなおつまみがあれば

女子会という名の満開の花を咲かせるのもお手のもの。

上司の「ちょっと一杯」より

女子の「ちょっと一杯」のほうがエンドレス?

ママ友、仕事友、あちこちから「忘年女子会」の予定が舞い込む季節。

うふふ。

枯れ木にお喋りの花を咲かせましょう♪

(写真は)

「ちょっとお茶でも一杯」の主役のお茶。

老舗のお茶屋さん、玉翠園4代目の玉木さんと榊アナと私と上生菓子。

先日の「あんこ特集」でお世話になりました。

前日炒ったばかりの「焙じ茶」の香りといったら・・・

高貴なジャスミン茶のような香りの高さ。

たくさんお菓子を食べた〆には緑濃い「深蒸し茶」を淹れて下さる。

カテキンたっぷりのとろりとしたお茶はもうひとつのデザートのよう。

お菓子とお喋りの余韻がいつまでも心地よく続く。

極上のおいしいお茶は「ちょっと一杯」ではもったいない。

心豊かにゆるりと味わいたい。