膝小僧の神様
早起きはお得です。
今朝も世界チャンピオン誕生の瞬間をライブで観られました。
ベルギーで行われていた世界体操の男子個人総合で
日本の内村選手が前人未到の四連覇、初出場の加藤選手が2位、
体操ニッポンがワンツーフィニッシュを遂げた瞬間を生放送で目撃。
いい朝でした。
本当に日本の体操は美しい。
世界選手権ですから、どの国の選手も最高レベルの演技を見せますが、
日本人選手の線の美しさは群を抜いています。
つま先までピンと整った完璧なライン。
外国人選手は長い脚のせいか、床の演技などでは
どうしても、膝の線がわずかに割れたり、崩れたりしますが、
内村選手も加藤選手もアロンアルファでくっつけたみたいに膝が割れない。
それでいて、しなやかな鋼のような美しくも力強いラインを描く。
まるで名刀とされる日本刃のようであります。
そうだ。美のポイントは「膝」だ。
お洒落をして気取って街を歩いている時、
ふとウィンドウに映った自分のボディラインを見て、
がっくりすることがあります。
「あれ、私って、こんなに膝曲がってたんだ・・・」。
姿勢も気をつけて、肩甲骨を広げ、胸を張り、
おへそも縦に引き上げて、お腹を引き締めて歩いていたつもりでも・・・
膝小僧が軽く曲がったまま、歩いていたりするのです。
横から見ると両足が「く」の字のまま。
これはあまり美しくはありません。
美は膝小僧に宿る。
バレリーナや体操選手、フィギュアスケーターの膝小僧には何か秘密がある。
爆発的な跳躍の前にはしっかりと曲がり、
ここぞという見せ場では寸分の隙もなく、ぴんと張る彼らの膝小僧には
きっと神様が宿っている。
ピンと張りなさい、ゆるんではいけない。
膝小僧の神様が棲んでいる。
80を過ぎた母の膝は、娘の私が感心するほどにピンと張っている。
社交ダンスで鍛えたふくらはぎは、ししゃものようなきれいな筋肉がついている。
そして膝や肘のお手入れは、私よりもきちんとケアしている。
「そんなガサガサ、気持ち悪くない?」と私の肘を容赦なく指摘する(笑)。
いくつになっても努力さえすれば、膝小僧の神様は宿る。
美しいフィニッシュを目指して、
さあ、きょうからまた一歩。
(写真は)
体操ニッポンがワンツーフィニッシュの瞬間。
札幌には美しい朝日が昇っていた。
左の建物に朝日が反射して、
太陽が二つに見えた。
ダブルのライジング・サン。
何だかいいことありそうな金曜日だ。

