めぐるめぐる
周回遅れは最先端。
ファッションの流行は実に面白いものです。
ちょっと前まではコントのネタだった「プロデューサー巻き」も
今や旬の着こなしとなっています。
バブルの遺産も時代をひとめぐり、新鮮ファッションとして再評価。
あのアメフト選手も真っ青な肩パッドも復活か?
昨日のUHB「さあ!トークだよ」のテーマは
「バブル時代再燃!?40代50代女性の生き方」。
入社4年目あたりでバブル到来、
バブル・女子アナ・肩パット・巨大イヤリング・太い眉・・・
ここはテレビ的にお約束、当時の写真が番組で公開されました。
バブルの頃の自分の姿って、ある意味、裸より恥ずかしいものがある(笑)
肩パッド命だったなぁ。
1センチでも厚いスーツを探し、
既成で物足りなければ自分で足していたもんなぁ。
「足るを知る」なんて知らなかったなぁ。
熱に浮かされたように、肩をいからせて、カメラに微笑んでいたなぁ。
今思えば。
渦中にいると、わからないものだ。
あの頃、首都圏のまさに異常な土地の価格、上がる一方の株価、
深夜のディスコパーティー、高級ブランドのレセプションパーティー・・・
そんな東京からのニュースをどこか別の国の話のように感じながら
札幌のスタジオで伝えていた。
今思えば、北海道も自分も、それなりにバブリーだったくせに、
その時代の真ん中にいると、わからないものだ。
どこかで、こんな時代おかしいと感じながら、
どこかで、株価もお給料も上がり続けることに慣れていった。
はじけてはじめて「妙に続く好景気」は「泡」だったと気づいた。
いや、初めて知ったんじゃない、
みんな、心のどこかでかすかに感じていたはずだ。
こんなの、長く続くわけがないって。
景気のてっぺんと底を実感で思い知ったバブル世代の女性たちが
今、読みたい雑誌として創刊された「GOLD」。
表紙は黒のドレスの今井美樹が少し攻めのメイクで微笑んでいる。
3000万円を超す超高級ハイ・ジュエリーや1000万円のフランク・ミュラー、
アリゲーターのバッグは500万円。
超強気のグラビアは、この時代にあっては、いっそ清々しい高級感だ。
ファッションページも高級ブランドが中心。
でも蜂蜜色のシルクブラウスとパールを身につけた今井美樹の表情と着こなしは
さらりと肩の力が抜けて、こなれたシック感が漂っている。
時代がめぐりめぐっても、
もう、身の丈を超えた肩パッドなど必要ないことを知っている微笑みだ。
バブルを駆け抜け、痛い目にもあい、人生を重ねて、
雑誌の中の「本物」を鑑賞する目と感性はおかげさまで養わせてもらった。
だから、買える買えないで一喜一憂することはない。
みんなが買うから、私も買う、ことはもうない。
自分にとって、本当に必要な物を吟味する楽しさを知った。
そのために我慢したり、待つ楽しさも知っている。
時代がめぐりめぐって、バブル世代は、賢い消費者になった。
健全なお買いもので、健全な経済を立て直していくんだ。
それがバブル世代のせめてもの恩返しである。
肩パッドの倍返しは、ない。
☆本日10月8日(火)のUHB「さあ!トークだよ」のテーマは
「北極冒険家 荻田泰永さんの挑戦」。
来年4月、「単独、徒歩、無補給」で北極点をめざす冒険家荻田泰永さんが
スタジオ生出演します。
なぜ、たったひとりで北極点をめざすのか?
そもそも、北極点ってどんなところ?
北極ってパスポートいるの?
今更聞けない話もいっぱい聞いちゃいます。お楽しみに!
(写真は)
揺れる秋桜。
ご近所の花壇の主役だ。
暖かい秋のせいか、ぐんぐん背丈が伸びて、
1m超えの背高のっぽの秋桜。
そんなに大きくなって、視線の向こうに、冬は見えるかい。
きょうは寒露。

