たなごころの温もり
木の葉舞い落ちる秋、
今年も「原田知世」になる季節がやってきました。
マグカップを両手で包みこんで、ふうふうしながら温かい飲み物で暖をとる。
CMでおなじみのあのスタイル、
「原田知世飲み」と勝手に命名しました(笑)
ふわふわニットが手首まで隠れる「萌え袖」なら、もう完璧。
これで、私も、「原田知世」。
原田知世ファンから大ブーイングが聞えそうですが、
わざと真似をしているわけではないのです。
今時期は自然とあのスタイルになってしまうのです。
最低気温もひとケタになり、ストーブが恋しい季節ですが、
我が家は比較的暖かいマンション、まだ、暖房つけるまでもない。
とはいえ、どこか底冷えを感じながら、温かい飲み物を手にとると・・・
ほら、思わず、両手でカップや湯呑茶碗を包みこんでしまうのです。
そう、気がつけば、「原田知世」。
器を通じて、ふたつのたなごころにじんわり沁みるぬくもり。
ふうっと息を吹きかけると、心地よい温かな湯気が顔をくすぐる。
もうすぐやってくる白い季節も
こうして両手でカップを包みこめば温かく過ごせる。
「原田知世飲み」は
厳しい寒さと白い雪に閉じ込められる北国の人間にとっては
欠かせない秋冬のスタイルなのであります。お許し下さい(笑)。
「明日の朝も冷え込みそうだね」「うん」。
なんて会話をぽつぽつ交わしながら、昨夜も一杯のお茶を飲む。
「あれ・・・何だか美味しいのは・・・茶碗のせいかな」「だね」。
夏に読谷村の北窯で見つけたイッチンの湯飲み茶わん。
ぽってりした胴まわりがてのひらにすっぽりとおさまり、実にいい案配だ。
土の温もりを優しく伝える無骨な地肌もいとおしい。
どちらともなく、両のたなごころで素朴な湯呑茶碗を包みこむ。
いい年した夫婦が揃って「原田知世」する(笑)。
「碗」や「椀」という漢字は
人の両手が何かを包みこむさまから生まれたといわれています。
両手をそっと合わせたその形は祈りにも似ている。
大切に包みこむのは温かな心。
窓の外は寒く冷たい風や白い雪が降ってきても、
このぬくもりがあれば、この冬もきっと大丈夫。
そんな風に優しく励ましてくれるたなごころの温もり。
10月おしまいの1週間がはじまりました。
冷え込む朝も「原田知世飲み」で温まって、
さあ、スタートしましょう。
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(写真は)
「原田知世飲み」にもぴったりな
読谷村北窯のイッチンの湯呑茶碗。
白い粘土を絞り出しながら、立体的な文様を描く技法。
沖縄の土の色を思わせる地肌と生成りのイッチンのコントラストが
大らかで健やかで心が気持ちよくう~んと背伸びできる。
おっと、那覇の市場で買ってきた極上さんぴん茶もなくなっちゃったな。
そろそろ、買い出しに、沖縄に行きたくなってきた。
しばらくは行けそうもないけど、
心の旅は自由なのだ。



