くるみ割りカラス
「カラスは賢い。まいったまいった」
帰宅するなり、夫が興奮して話しだす。
マンションの管理人さんから仕入れたばかりのホットなニュース、
「くるみ割りカラス」事件であります。
マンションの近くに大きなくるみの木があって、
カラスはその実を狙うのですが、殻が硬くて中身が食べられない。
そこでくるみをくわえて高く飛び上がり、
上空から道路めがけて落下させ、殻を砕いて実をついばんでいたそうでうす。
この時点でかなり賢い。
しかし、最近、前の道路の交通量が増えてきて、どうにも具合が悪い。
せっかく割ったくるみの実が車にひかれたり、自分の身の安全も確保できない。
そこでカラスは考えた。ひらめいた。
「マンションの駐車場があるぞ。道路よりはずっと安全だ」。
今度は屋外駐車場に移動、マンション8階くらいの高さから、ひゅーっと落とし、
落下の法則を使ったくるみ割りに励んでいたらしいのです。
物理に弱い私でも、小さなくるみがその高さから落下したら、
かなりの危険物になることは想像できます。
運悪く、駐車場の一台の車の屋根に、くるみが命中。
くるみ大に凹んでしまったというのです。
くるみ割りカラスに損害賠償請求できるでしょうか?
人も車も、しばらくは頭上注意、天空からのくるみに厳重警戒であります。
木の実などの食べ物がなくなる冬を前に、とんだ事件発生であります。
鳥や動物たちにすれば雪の季節に備えて必死なのでしょう。
くるみは美味しいし、栄養豊富ですものね。
そういえば、そろそろクリスマスに向けて、
シュトーレンやクリスマスプディングなどの仕込みも始まる季節です。
木の実やドライフルーツなど秋の恵みを洋酒に漬けて熟成させ、
パンやケーキに混ぜて焼き上げて、
クリスマスを心待ちにしながら、毎日一切れずつ、大事に大事に食べていく。
厳しい冬に備える準備を楽しむ。
これは人間の知恵であります。
クリスマス・イブの夜、マーシャの家では華やかなパーティーが行われて、
彼女はくるみ割り人形をプレゼントされます。
夜が更け、客間のツリーの前はいつのまにか、おとぎの国に変わり、
各国の人形たちがさまざまなダンスを披露、夢の世界が繰り広げられる・・・。、
バレエ組曲「くるみ割り人形」は、確かこんなお話でした。
クリスマスシーズンを彩るファンタジーなバレエの舞台の主役はくるみ割り人形。
罪作りなくるみ割りカラスも、クリスマスが待ち遠しいのでしょうか。
クリスマスケーキの予約も始まり、
コストコではボックス入りのクリスマスカードやオーナメントが並んでいました。
待ち遠しい時間が長い方が楽しいのか、クリスマス商戦も年々、前倒し。
マイカーのBGMも今週から、マイケル・ブーブレのクリスマスアルバムに♪
空からのくるみに注意しながら、
今からちょうど2か月後、
クリスマスを心待ちにしましょう。
(写真は)
イタリア土産のピノキオ人形。
くるみ割り人形に少し似ている?
クリスマスに向けて、これからの季節、
おもちゃ箱の人形たちの動きに要注意(笑)



