お粥とお強飯

とうとう、いよいよ、やはり、

昨日10月1日、

安倍首相は来年4月に消費税を8%に引き上げることを表明しました。

カレンダーが10月になったとたんに

牛乳、豆腐、清酒など値上げの秋の幕開け、

長い冬を耐えた春には増税が待っている。

トホホの神無月であります。

税率が3%引き上げられることによる国民負担は年におよそ8兆円。

景気の腰折れを防ぐために政府が打ち出した経済対策は5兆円。

それももっぱら法人税減税や公共投資にかけるらしいから、

わたしたちの家計簿から見ると、8兆円取られて、

大きな会社のために5兆円かけるという不思議な計算にみえてきます。

今朝の道新の菅原経済部長の解説記事によれば、

実際はさらに不思議な計算となるらしい。

2014年度の国民負担は会計処理の関係で5兆円程度なので、

「来年度の税収を5兆円増やすのに、

対策として5兆円を配るというのが当面の構図」なのだそうです。

へ?プラマイゼロってこと?

んな、アホな。

来年春に消費税を上げるということは

それほどに景気が悪くなる懸念が大きいというプラマイゼロなのか。

いつもよりじっくり今朝の経済面を読んでみる。

経済界、有識者(・・・有識者って誰?これも不思議な言葉)は

財政破たんを回避するためには妥当な判断と前向きに評価する声が多い中、

「来年春は早過ぎないか」と懸念する経済アナリストの言葉に目が止まりました。

「日本経済はベッドから起き上がったばかり。

増税はもう少し景気が良くなるであろう1年先でも良かった」という指摘です。

そうだよね。

日本経済はバブル破たんという大病に倒れ、長く床に臥せっていたのであります。

大企業が集中する首都圏あたりは、ようやく病床から起き上がり、

軽い運動くらいは可能までに回復しているかもしれません。

しかし、北海道はじめ地方経済は、まだまだ床から離れられないのが

本当のところではないでしょうか。

消費税8%は半病人にいきなりお強飯(おこわ)を食べさせるようなものかも。

まだ無理でしょう、まだお粥がせいぜいでしょう。

日本経済にお強飯を消化できるだけの体力が戻っているのだろうか。

消化不良にならないように祈るばかりです。

消費税8%の動向を伝える新聞には

秋の美味しい「栗強飯」の広告も載っていました。

来年秋には栗おこわも8%か。

2015年10月には10%?

じっくりじっくりかみしめて、よくよく消化しましょう。

(写真は)

5%だろうと8%だろうと、ウチの小さな秋花壇は元気です。

秋になって2度目の花を咲かせています。

しかも夏よりじっくり育って、小ぶりの花が数多く、長く咲いています。

神無月の花はしぶとい。

日本経済もしぶとくあらねば。