瞑想的美術品

今日で9月もおしまい。

月末の月曜日、忙しい1日になりそうですが、

そんな秋のおやつに一切れいかがでしょう。

谷崎潤一郎が「陰影礼賛」で「瞑想的」と評した和菓子「羊羹」です。

夏目漱石は「一個の美術品」とたとえています。

文豪は意外に甘党が多いのがほほえましいですね。

到来物に実に秋らしい装いの羊羹を頂きました。

虎屋の一口羊羹。

食べやすい一口サイズの羊羹が

美しい日本の色の小箱に包まれて上品に並んでいます。

代表的な「夜の梅」や「おもかげ」、

現代の嗜好に合わせた「はちみつ」「紅茶」「新緑」。

この微妙な色合わせの粋なこと。

もらって嬉しい手土産は、今度は誰かに贈りたくなります。

目にも美しく、量も食べきりサイズ、

お皿がなくても手軽に食べられる個包装、

老舗の瞑想的なお菓子はいたれりつくせり。

しかも、何気なく小箱の横を見てちょっとびっくり。

1本当たり 熱量142Kcal、たんぱく質1.9g・・・

栄養成分表示がしっかりと印刷されているではありませんか。

1本142Kcal、やはり和菓子はカロリー控えめであります。

安心して1本食べきれます(笑)

重い、甘い、太りそう・・・

いかに文豪が「瞑想的」「美術品」と讃えようとも、

つきまとうちょっとヘビーなイメージをいかに払拭するか。

秋色の小さな一口羊羹に老舗の熱い思いを感じます。

小箱の反対側には英語による成分表示が記されていました。

Ingredients: suger brownsuger azukibeans agar-agar

原材料:砂糖、黒砂糖、小豆・・・

ん?なんだ?agar-agarって?

ひっくり返して日本語表示を見る。

「寒天」

へ~、寒天って英語で「agar-agar」って言うんだ。

「瞑想的」な「一個の美術品」のような和菓子「羊羹」。

カロリー抑えめ、純粋な材料だけで、丁寧な技で仕上げられた

芸術的なオーガニックスイーツであります。

世界の人々に手土産に持参して自慢したい。

「江戸時代にagar-agar『寒天』が発見、それまでの蒸し羊羹から

しっとりなめらかな練り羊羹へと革命的な進化を遂げた・・・」

そんな昔話など思い返しつつ、

9月おしまいの午後のおやつは黒砂糖入り羊羹「おもかげ」を一本。

「おもかげ」の黒砂糖は

沖縄西表島で作られている。

南国の島の面影も一緒に味わおう。

☆本日9月30日(月)UHB「さあ!トークだよ」のテーマは

「この夏のかくれたニュースSHOW!

連日、全国のトップニュースになってしまったJR問題でかくれていませんか。

びっくり、大変、ゆゆしき、爽やか、あれこれのニュースたちを総ざらい。

この夏、まわりで起こった珍事件などありませんか?

ぜひ、ご覧下さい!

(写真は)

虎屋の一口羊羹。

この配色の妙。

日本の色は美しい。

和菓子は佇まいも美しい。