琉球JAPAN

いつもの暮らしをちょっとブラッシュアップ。

本日28日(土)のAIR-G’「野宮的コフレ」のテーマは

「磨く秋」。

日頃気になっていたテーマを調べたり、

図書館に行って本を探したり、

お気に入りの鍋やカトラリーを磨いたり、

履きこんだ靴を念入りにお手入れしたり。

秋はちょっと時間をかけて何かを磨くには良い季節です。

坂本龍馬が食べたカステラを再現した「カステラ文化研究会」や

「大人の秋のピクニック」、そして「琉球漆器」などのお話をしました。

そう、琉球漆器。

14世紀頃、中国から琉球に伝わった漆器作り、

乾燥、温度が必要な工程が亜熱帯の気候に適していたこともあり、

数々の美しい逸品が生み出されました。

首里城の壮麗な真っ赤な龍柱や玉座も

王朝料理を盛り付ける華やかな東道盆(トゥンダーブン)も

見事な琉球漆器の傑作です。

輪島塗や会津塗、津軽塗など漆器は雪深い地方の特産品のイメージがありますが、

南国の太陽にお似合いの漆器もあったのですね。

漆器が完成するまでには

下塗りから漆塗り、沈金や堆錦、螺鈿細工など繊細で複雑な技法がありますが、

夏に訪れた首里城ではちょうど龍柱の補修中。

その工程が詳しく説明展示されていたのですが、

木地の段階から50~60くらいの過程があることに驚きました。

幾重にも幾重にも気の遠くなる作業を重ねて、

はじめて、あの美しい真っ赤な漆の柱が完成するのです。

壮麗なる美のミルフィーユであります。

そんな首里城の記憶をとどめながら、那覇の国際通りをそぞろ歩き、

琉球漆器の専門店に吸い寄せられたのはもはや運命(笑)。

お手入れが必要なデリケートな器ではありますが、

毎日、美しいものに触れることで、心も磨かれるかも・・・と、

赤と黒のお椀を家族の人数分だけ買い求めました。

ユウナと月桃とハイビスカス、

亜熱帯の花々が赤と黒の漆器に美しく咲き誇ります。

お豆腐とワカメのお味噌汁もちょっと南国気分。

アーサーのお汁は本場琉球気分でいただけます。

英語で「JAPAN」は漆器のこと。

これぞ琉球JAPAN。

ひそやかな人気がある沖縄土産。

今度は和菓子をのせる銘々皿が欲しいなぁ。

龍馬さんも大好きだったカステラもよく似合うはず。

(写真は)

我が家の琉球JAPAN。

お椀のフォルムって、本当に心がなごむ。

両手で包むとすっぽり収まる平和なこの形は・・・

掌・・・たなごころ。

そうだ、たなごころだ。

大事な物をすくいとる心の形だ。