四日坊主
9月の声を聞いてから
ようやくスポーツジムにも少しは行けるようになりました。
夏は、あきまへん。
暑い、ビールだ、客人だ、お盆だ、ホームパーティーだ、
誘惑、行事、約束が多すぎる。
ひとり黙々と汗なんかかいてる暇もありませんでしたが、
秋です。心入れ替えて、さあ、体を鍛えよう。
スポーツバッグを肩に、ご近所のジムの自動ドアを久しぶりにくぐる。
「なぜ、わたしは長続きしないのか?」
夏にさぼっていた私の目に飛び込んできたのは
ジムの掲示板のキャッチコピー。
トレーニング内容、モチベーション向上のために実施した
会員アンケート調査のデータがまとめられていました。
新規会員の9割は1年後には消えている?なんて話もあるほど、
始めるのは簡単、継続するのが難しいジム通い。
「長く続いている」理由の1位は「楽しいから」。まあね、そうだけどね。
そして2位は「完璧を求めない」。う~ん、納得。
物事が長く続かない。
いわゆる三日坊主症候群(笑)に罹患する人は多い。
「忙しい」「時間がない」「お金がかかる」、物理的な理由もあるでしょうが、
無視できないのはメンタルないいわけ。
「なかなか上達しない」「自分だけ下手っぴ」「イメージ通りにいかない」。
けっこう、こんな思いにハートが傷つき、
いつのまにかジムや習い事から足が遠のいたりするものです。
そんなつもりはないのに、いつのまにか、自分に完璧を求めてしまうのです。
去年、ジムに通い始めたころ、
体が固いからとヨガのレッスンは避けていました。
「もう少し、体が柔らかくなったら、いつか参加しよう」。
自分にそういいわけしながら、避けていました。
でも、ある日、ふと思ったんです。
「柔らかくなるって、いつ?いつかを待ってたら、一生、ヨガできないかも」。
体が固いから、ヨガはしない、ではなく、
体が固いからこそ、ヨガを体験してみるべきなんだ。
勇気を振り絞って参加したヨガのレッスン。
まわりの人々が軟体動物に見えるほど、悪戦苦闘でしたが、
インストラクターさんの一言に救われました。
「ヨガで大事なことは、呼吸とリラックス、
そして、何より一番大事なことは、人と比べないことです。
ご自分の呼吸で、ご自分の体と心にゆったり向き合って下さい」。
カチカチの肩の力が抜けて行くのと同時に
ほわ~っと筋肉と心がゆるんでいくのがわかりました。
「責めない 比べない 思い出さない」。
大脳生理学的に幸せを感じる三つの「ない」だそうです。
久しぶりのジム。
何だか体がうまく動いてくれない。内転筋もカチコチだ。
だがしかし、
理想通りにうまくできなくても、自分を責めない。
まわりの人と比べない。
さぼっていた前の柔軟な自分を思い出さない(笑)。
三つの「ない」を心に秘めて、
また一歩から始めよう。
まずは三日坊主+一日=四日坊主からだ。
四日坊主の次は五日坊主を目指せばいいのだ。
責めない。比べない。思い出さない。
大脳が幸せを感じますよ。
(写真は)
今朝の日の出の瞬間。
秋雨が降りやまぬなか、灰色の雲の隙間からオレンジ色の光が差し込む。
雨だからと、あきらめるな。
晴れた夏の朝日と、比べるな。
秋の日は秋の日の良さがある。
9月の朝日が人生の秋の味わい方を教えてくれる。

