青毬と海

日曜日の早朝。

さあ、お洗濯と思ったら、洗剤が切れていました。

雨上がりのお散歩がてら、近所のコンビニまで買いに出ます。

今朝も夏と秋が空の上でガチンコしているような空模様。

不規則な雲の流れは青空へ向かっているのか、プチゲリラ豪雨の前触れか。

夏から秋への政権交代は波乱含みの様相が続いています。

それにしても

雨露を宿した夏草たちの美しいこと。

大粒の露を重たそうに支えている姿はまだまだ夏の底力を感じさせます。

そんな夏草のはざまに見え隠れする涼やかな青色。

露草の花。

夏の終わりの雨に勇気付けられて、ますますその青を濃くしていました。

露草の向こうに、もうひとつの青が見えます。

青い毬栗です。

遊歩道に一本そびえ立つ大きな栗の木から

秋を待たずに、熟すこともなく、地面にぽとりぽとりと青いまま、落ちています。

夏の終わりの切なさを一身に背負ったかのような風景。

毎年この季節、見かけるたびに、立ち止まってしまいます。

もっと大きくなりたかったよね。

甘く栗色に熟したかったよね。

栗ご飯か栗ようかんになりたかったよね。

日曜日の早朝、ひとり地面にしゃがみこみ、

青春まっただ中で地面に落ちた青毬栗たちに話しかける姿は

客観的に見ると、そうとう怪しい(笑)

道東の太平洋側では

秋サケの定置網漁が道内のトップを切って昨日解禁されました。

ここ数年、不漁続きが心配されている秋サケ漁ですが、

初日の水揚げはまずまずの手ごたえとのこと。

夏の暑さで海水温も上昇、

北海道沖でも暖流のクロマグロが獲れたりして

お刺身的には歓迎ですが、

生態系的には海の中もちょっと気になる変化が現れつつあります。

クロマグロが獲れるような海水温が秋サケには暑すぎる。

今年の漁に影響がでませんように。

夏と秋のはざまで揺れる

青毬と海。

出来秋を祈る日曜日の朝です。

「秋風の 吹けども青し 栗の毬」

                 松尾芭蕉

(写真は)

大きな栗の木の下で

青毬ふたつ。

かそけき小さな小さな秋の気配がする。